株式会社レバレッジ代表取締役の只石昌幸氏をお招きし、

「あきらめる美学」というテーマでご講演していただきました。

 

新卒で入社したある会社では、3年間連続で営業成績がビリだった只石氏。

 

そこから這い上がり、経営者として、やり方を「あきらめる」ことの大切さや、

ブログのアクセス数を増やす秘訣などを語っていただきました。

 

このレポートは、経営者として成功し続けるための重要なエッセンスをお伝えしていきます。

 

 

あきらめから発想が生まれる

 

只石氏が起業を志した当時に起きた出来事です。

 

只石氏は、ある経営者に「起業家にとって大事なのは人脈だ」と言われたそうです。

 

そこで、名刺を集めるために交流会に赴いたのだそうですが、

赤の他人に声を掛けることが苦手であった只石氏は名刺交換を

することができないまま交流会は終わってしまいました。

 

そこで、只石氏は自分から名刺交換をすることをあきらめます。

 

しかし、起業家として成功する夢を叶えるために人脈をつくることはあきらめられません。

 

只石氏が閃いたことは、交流会の主催者側になるという発想でした。

 

その結果、何十人もの参加者が、主催者の只石氏と名刺を交換するために並んだといいます。

 

只石氏があきらめることにおいて大事にしている「無」という言葉があります。

 

皆無いものを求め、中途半端に投資をしてしまったり、

逆に中途半端に資産があるからこそ使いきってしまうのです。

 

そこで、無いことを受け入れることにより、新たな視点の異なる発想が生まれるのです。

 

 

1日で10万アクセスを達成したブログ

 

只石氏は、顧客の情報であるメールアドレスを獲得するために

無料の小冊子を配る手段を考えられました。

 

そこに至るためにブログやツイッターを活用したと語られます。

 

1日で10万アクセスを達成することに成功した只石氏の

ブログ内容と掲載するまでに至った経緯を紹介していただきました。

 

 

まず、只石氏はブログを始めるにあたって、すぐさま記事を書かず、

読まれるための研究に2ヶ月を費やしたといいます。

 

ブログにおける脳科学や心理学を研究した結果、

大事なのはリピート率をあげることであると気付かれました。

 

そこで、人間の欲求である、「衣食住」に注目しました。

 

「衣」と「住」は”あきらめ”、残った「食」の中でも、

『外食』に焦点を当てることにしたそうです。

 

外食という内容で、リピーターを集めるブログの記事を考えた末に、

たどりついた掲載記事は、「外食店の新規オープン店の初日に足を運び、取材する」

といった内容でした。

 

新規オープンのため、まだ充実していないSEO対策を突き詰めて行った結果、

その外食店を検索すると只石氏のブログが検索エンジンの一番上にヒットされる 

といった仕組みをつくることに成功しました。

 

また、人は他人の不幸話を好むといった心理を活用し、

「ブログの最初はどん底話から始める」といった内容でリピーターを増やしていきました。

 

ある日、Yahoo!のトップニュースに掲載されることとなり、

10万アクセスを達成することができたのです。

 

 

まとめ

 

どん底のそのまた下を経験し、もう失うものは何もない

という状態から這い上がってきた只石氏。

 

どんな偉い人でもどん底を経験した時代があると語られます。

 

悲劇の経験を笑い話としつつも、夢に向かって熱い想いをもち、

参加者に訴えかけるような講演が印象的でした。

 

そんな只石氏のように、無理なことは”あきらめ”、

夢を達成するために別の手段を探し、

成功できるような経営者が増えることを願っています。