今回はNo.2としてビジネスバンクグループを引っ張ってきた

阪東浩二 専務取締役に講師を努めて頂きました。

 

大阪商人の家系で育った阪東は

小さい頃から商売に興味を持っていたそうです。

 

入ったお店の客単価・従業員数・回転数などを推測し、

儲かっているかどうかを評価していたといいます。

 

そんな大阪商人の阪東が講師を務める今回のテーマは

 

儲かる仕組みづくり

 

経営者はもちろんビジネスパーソンも

興味津々のテーマにたくさんの方々にご参加いただきました。

 

本レポートでは気になる”儲かる仕組み”を紹介していきます。

 

儲けるために必要なこと

 

阪東は儲けるために2つの要素が必要と断言します。

 

それは「テクニック」と「本質的思考」の2つです。

 

テクニックは悪く言えば小手先の技術とも言えますが、

短期的には重要な要素です。

 

そして本質的思考とは考え方の部分で、

長期的に”成功し続ける”ためには必須の要素

だと阪東は言います。

 

どちらが重要かといえば本質的思考なのですが、

短期的なテクニックに興味を持ってしまうのが人の性でしょう。

 

それを察して阪東はテクニックについても紹介してくださいました。

 

今日から使える儲かるテクニック

 

今回紹介していただいたのは江戸時代から使われている

 

松竹梅商法

 

みなさん、

懐石料理を食べに行った際に次の3つのどのコースを選びますか?

 

Aコース  5,000円

Bコース  7,000円

Cコース 10,000円

 

 

実際に、日本人は真ん中を選ぶ傾向が強いそうです。

 

それはなぜでしょうか?

 

プライスゾーンが1つだと比較対象がないから高いか安いかわからない。

 

阪東は松竹梅商法の原理をこのように説明します。

 

では松竹梅商法を具体的に

どのように活用していけばよいのでしょうか。

 

利益率の良い物をプライスゾーンの真ん中に設定すればいい。

 プライスゾーンが1つしかなければ

 上下のプライスを用意すれば真ん中が売れるようになります。

 

阪東は普段から

 

「突然無一文で放り出されても生きていける」

 

と言う時があります。

 

阪東はこういった商法をたくさん知っているからこそ、

自信を持って断言できるのかもしれません。

 

 

成功し続けるための本質的思考

 

阪東は成功し続けるための本質的思考として

以下4つを紹介しました。

 

1. 戦略と戦術の違い

2. 上達のコツ「千日の法則」

3. 近江商人の教え

4. 困ったことは起こらない

 

 

特に阪東は1 を大切にしております。

 

1について、 

戦略=目的・ゴール(strategy)

戦術= 手段・方法(tactics) と定義付けをします。

 

例えば

 

”どこに行くか決める” Ex)東京から大阪に行く

 

ことは戦略であり、

 

”どうやっていくか” Ex)交通手段は?

 

を戦術なのです。

 

ビジネスはすべて戦略と戦術で考える必要がある

 

阪東はこれがビジネスの鉄則だと言います。

 

しかし、実際にはたくさんの制約条件があります。

例えば、”早くつく”・”安く”・”荷物がある”などです。

 

条件が複雑化したことで、

戦術と戦略が混合してしまうことが往々に起こります。

 

「皆さんの最終目的はなんでしょう?

 社長がフェラーリを買うことでしょうか?

 

 社長のエゴのために社員は動きませんよ。

 そこで必要になってくるのが大義名分・倫理。

 つまりミッションなんです」

 

阪東の言うミッションとは

企業の最終目的のこと。

 

皆さんのミッションは何でしょうか?

是非見なおしてみてください。

 

 

まとめ

 

「商売の技術の話”から長期的に”成功し続けるために必要な本質的な話」まで、

儲かる仕組みのヒントがたくさんの90分でした。

 

セミナー最後に阪東はこう言いました。

 

真剣になっても、深刻になるな!

 自己成長を感じながら仕事が出来れば

 起業や経営はとても楽しいものです。

 

皆様も日々の仕事に真剣に取り組み、

楽しみながら起業・経営に向き合っていただければと思います。

 

そして、儲かる仕組みをたくさん作り、成功する起業家が増えることを願っております。