ゼロからはじめる小さな会社のブランド戦略

 

弊社の代表であり、プレジデントアカデミー「経営の12分野」の講師を務める

浜口が代表取締役を務めるスターブランド株式会社。

 

今回はその共同経営者かつブランド戦略のコンサルタントをされている

村尾隆介氏をお招きし、”ゼロから始める小さな会社のブランド戦略”

というテーマでお話いただいた2時間。

 

このレポートでは経営者として成功するために重要であるエッセンスをお伝えしていきます。

 

 

ブランドの正体

 

「ブランド」の正体とはいったい何でしょうか?

村尾氏の問いかけにより会場は悩ましい雰囲気に包まれました。

 

商品、会社、知名度、ステータス、ロゴなど。

私たちはブランドに触れずに過ごすことはできません。

 

では、私たちはブランドの定義をしっかりと理解しているのでしょうか。

 

 

一般的には、「値段が高い」や「デザイナーに頼んでカッコよくしてもらう」などが

ブランドの定義だと解釈されているようです。

 

現在では、土地やコーヒーショップ、行列のできるラーメン屋さん、

またはスポーツ選手などの、人ですらブランドとなります。

 

これらのブランドと呼ばれているものにはある共通する事柄が隠されている、

と村尾氏は語ります。

 

それは、「お客さまの方から探しにきてくれる」ということです。

 

これが会社の場合、その地域、業界でブランドと呼ばれるような会社は、

お客さまを始め、お金やスタッフ、応援、情報、チャンスなど、

会社に必要なものが「向こうからやってくる」という流れができます。

 

逆に、ブランドのない会社とはブランドのある会社のそれとは正反対です。

すべてを外に追い求める状態にあるので、会社は常にバタバタしています。

 

すなわち、「ブランドのある会社をつくること」の意味は、

上手なビジネスをつくる」ことと同じである言えるのです。

 

「上手なビジネスをつくる」とは、”引力”に似ていると村尾氏は語ります。

会社にとってのブランディングのゴールとは、

必要なものを求める経営から、引力により集まる経営を目指すということです。

 

 

「大切にしていること」を毎日発信する。

 

「大切にしていること」を毎日発信することの目的は、

お客さまの想起率を上げることであると村尾氏はおっしゃられます。

これが第一に行うべきことです。

 

また、自分たちの”ルール”をつくることにより、

このスピード感のある世の中で「ブレない」「一貫性がある」

という印象を与えることも大事です。

 

「ブレない」ということは、人が集まりやすい、応援されやすい、につながるのです。

 

 

方法のひとつとしての「会社の色使い」を紹介します。

まず、会社の基調の色となる”キーカラー”を定めます。

 

次に、会社として積極的に使うべき色となる”OKカラー”、

 

会社として絶対に使ってはいけない色となる”NGカラー”

(“キーカラー”、”OKカラー”の真逆の色が望ましいです)

 

という色を決め、ルールとして定めます。

 

これは、”キーカラー”、”OKカラー”の色を「社風」や「受け手に与えたい印象」

とマッチさせることにより、お客さまからの想起率を上げるためです。

 

逆に、”NGカラー”を定めることにより、”キーカラー”、

”OKカラー”がイメージしやすくなるのです。

 

 

ブランド会社とスタッフの理解

 

楽しそうに仕事をしている会社には優秀なスタッフが集まりやすく、

ビジネスに関わる人、全員がファンになってくれるのです。

 

村尾氏は「FUN=FAN」を掲げており、会社・職場・スタッフを

楽しい場所にすればみんなが集まってくるとおっしゃられます。

 

万が一、スタッフに会社の方向性を理解してもらうことが困難な場合の

対処法も村尾氏に語っていただきました。

 

それは、「勝手に実在するブランド会社の小会社になる」という方法です。

 

“もしも、ディズニーが金融業をはじめたら”

  

“もしも、三丁目の夕日ブランドの薬屋が存在したら”

 

など、マネしたいなと思う企業をピックアップし、

その会社の新規事業でスタートしたとしたら、

スタッフたちは楽しみながら同じ方向性を見出しやすくなるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 

常に楽しい方を選択すること。

遊び心や余裕を持つこと。

 

お客さまを楽しませること。

自分自身が楽しむこと、に一生懸命な村尾隆介氏。

 

爽やかなトークの中にジョークも交えられ、

終始笑いの絶えず、かつとても学びの多いご講演でした。

 

ブランディングを「ビジネスにおける”引力”」と定義付けることにより面白さがあり、

一刻も早く帰って実践したくなるような、そんな内容の2時間でした。

 

楽しいブランディングにより、お客さまやスタッフ、チャンスなどが

集まってくる会社をつくる経営者が増えればとても嬉しく思います。