【セミナーレポート】
ブランドのつくり方 − 小さな会社に「ブランド」を生み出す技術

ブランドのつくり方

 

2019年3月22日 (金)にプレジデントアカデミー特別セミナーにて、
株式会社エイトブランディングデザイン代表
西澤 明洋(にしざわ あきひろ)氏にご登壇いただき、

『ブランドのつくり方 − 小さな会社に「ブランド」を生み出す技術』というテーマで
お話をいただきました!

本レポートでは、当日のお話の一部分をご紹介いたします。

 



1.家紋「輪違い」から生まれた「エイトブランディングデザイン」。
社名に込められた意味とは?

 

独立をするとなった時、
一番最初に考えるのは何でしょうか?

多くの方が最初に社名を考えると思います。


そこで今回は「エイトブランディングデザイン」

この社名に込められた本当の意味をお話ししていきます。

 

社名とは感覚や気持ちでつける部分もありますが、
一番大切なのは
「いかにして社名で自分たちが何をしているのかを伝えること」です。

 

しかしあくまで自分の会社。
自分の思いを反映させたいと考えます。

 

そこで私は家紋帳から
自分の好きな「輪違い」という家紋をベースに考えました。

この家紋は西澤家の家紋ではないのですが、
この家紋には私自身とてもリスペクトしています。
単純な形をした家紋です。

 

でもこの家紋には
「1人では物事を作ることはできない。
だから2人以上の人で協力し発展していく」

ことを祈願されてつけられます。

 

この考えに私は惚れ込みました。

 

この考え方が私がデザイン業をする上で
とても大切にしたい考えでした。

 

この家紋を90度回転させて輪っかの一つを小さくすると
数字の「8」に見えるということで
「エイトブランディングデザイン」という社名にしました。

 

実はエイトという部分には意味はありません。
この考え方を大事にしたかったので
こんな考えを持ったデザイン会社だよ

っていうのを伝えるべくこの社名にしました。

 


西澤 明洋 氏がつくったブランド

COEDOnana's green tea
「COEDOビール」                「nana’s green tea」

2.西澤氏がブランディング業において大切にしている考え方とは?

ブランディングとは
自分の作品を個人で作っていくアートとは違い、
お客さんと一緒に作っていくものだと思っています。

 

言うなればお客さんと一緒に子供を育てていくような感覚です。
だから私は「輪違い」という家紋を選びました。

 

西澤の作品を作るのではなく、
お客さんと西澤の作品を作っていく。

 

いろんなクライアントさんの作りたい思いを
踏まえながら二人三脚で作っていく。

このポリシーを創業以来とても大切にしています。

 

だからお客さんとの付き合い方は
その会社のデザイン部のような付き合い方をします。

 

企画の段階から携わりますし、
戦略も一緒に練ります。

そうして作り上げることによって
初めて自分のやっていることの意味を
見いだすことができると感じています。

 

西澤 明洋さま、素晴らしいお話
ありがとうございました。

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