『起業』を肌で体感した1年半
こんにちわ!
美食ハント事業部・先進理工学研究科修士2年の岡本将樹です。
ブログリレー3日目です。
このブログが実践起業インターンREALの締めということなので、この授業を受講するまでの経緯と学んだことについて書かせていただこうと思います!
起業ってかっこいいな。
2年前の夏休み 将来の進路を考えているときにこう思いました。
私は、大学4年生の夏からデータ分析関連のベンチャー企業で長期インターンを始め、その時の会社の経営チームの方々が次から次に降ってくる難題に対して、妥協せずに取り組み、理想の会社などを話している姿がとても活き活きして、楽しそうだったのを今でも覚えています。
その時は漠然としていたけど、起業ってなんだ?どうやったらできるんだろう?と知りたくなりました。
目次
初めてビジネスモデルを考えたBID初回の授業
大学院生になるまでビジネスについて考えたことは一度もなく、もちらんビジネスモデルについて考えたことはありませんでした。
シラバスで『起業』と検索するといくつかヒットした中から選び、BIDを受講しました。
BID→起業の技術→実践起業インターンREALという流れは、ビジネスについて皆無だった私にとって、最適な流れだったと思います。
初回の授業では、身近な困りごとからビジネスモデルを創ろうというもので、
確か、、電車で座れないという困りごとを解決するビジネスモデルを考えました。
これが実現可能かはさておき、ビジネスモデルを考える・新しいサービスを作るって楽しいと思えました(^^♪
刺激し合える最高の仲間との出会い
授業が始まってからは、ほんとにハードでした。
もっといいアイディアはないか。他の収益モデルは考えられないだろうか。この部分のメリットデメリットはなにかあるかな。というように四六時中ビジネスモデルについて考えていました。
そして、同じチームのメンバーと意見をぶつけ、受け入れる部分は受け入れ、反対するところは反対する。より良いビジネスを作るという一つの目標のもとに本気で意見を言い合えたのは初めてのことでしたし、とてもいい経験になりました。
大きな志や夢・野望を持っている人が多く、あいつも頑張ってるから俺もがんばらなきゃ。というようにお互いに刺激を与えられるいい関係を築くことができました。
REALで学んだこと
ビジネスモデルを考える上で大切なポイントだと思ったのがポジショニングです。
今の世の中はたくさんのサービスや事業で溢れています。老舗大手企業がやっているものもあれば、ベンチャー企業が取り組んでいるものもあります。調べれば調べるほど出てくるんです。(笑)
ただ、起業したばかりのシード期にはリソースが限られています。だから念入りな競合分析を行い、自分たちのビジネスのポジションを見つけるべきだと思いました。ここで大切なのは、既存の軸でポジショニングを行うのではなく、新たな軸を見つけるということ。その新たな軸の見つけ方がビジネスを大きく左右することを学びました。
参加する人はここに注意!
『人・時間・金』のリソースを甘く見積もらないこと。
ビジネスモデルを考えるときにスモールビジネスだったりスタートアップモデルだったり様々なものがあると思いますが、大きな構想を描いていると思います。
実践起業インターンリアルは、起業でもありますが授業でもあります。
だから、夢も見つつも、足を踏み外さないような事業計画が必要だと思いました。
まず人というのは、
メンバーがスーパーマンではないということ。すぐにできること、勉強したらできること、ベストを尽くしてもできないこと、色んなことがあります。だからできることできないこと、これから取り組まないといけないことをチームで共有して優先順位を決めながら進めていくことが大切です。
次に時間というのは、
メンバー全員がフルコミットできるわけではないということです。メンバーそれぞれが他の授業があったり、アルバイトがあったりと。それらを理解してチームビルディングをしていかないと不協和音が生じてしまう可能性があります。
最後に金というのは、外部委託、サーバー・システム構築や固定資産に投資するお金を最初は持ち合わせていないことを意識すべきということです。素早くPDCAを回すためにMVPやペーパープロトなどで仮説検証をお金をかけずに何度も繰り返す大切さを学びました。
最後に・・・
学生の間にこのような起業の経験ができたことは、本当に貴重な経験でした。本を読むにしてもただのINPUTではなく、ビジネスにどうやって活かせるだろう?って考えたり、ビジネスで悩んでいて解決したいことがあるから本を読む。というように本を読むという観点からもものすごく濃密な時間を過ごすことができました。
私の好きな言葉は『起業家精神』です。
起業家精神とは、「今の延長線上にある未来に満足するのではなく、もっと違う新たな未来を創りたいと思い行動する精神」のことだと教わりました。
これからも起業家精神を持ち続けて行動したいと思っています。
早稲田大学の関係者・ビジネスバンクグループの皆様、そしてたくさんのディスカッションをした受講生、そしてなにより美食ハントのメンバーのみんなありがとうございました。
【ライター】
美食ハント事業部 早稲田大学大学院先進理工学研究科物理応用物理学専攻 修士2年 岡本将樹