実践起業インターンREALに参加する3つの事業部の紹介が一周し、私たちResearchableへと戻って参りました。今回は副代表の真崎興一郎が担当させていただきます。

前回のResearchableの記事では、私たちが最終的に目指す社会やその理由について説明させていただきました。

 

前回の記事

intern-real.hatenablog.com

 

今回は、私たちResearchableがどのようなサービスを提供することで「研究者が研究しやすい社会」を目指すのか。その具体的なサービス案について説明していこうと思います。どうぞお付き合いください!

Researchableは現時点で以下の2つのサービスを考えています。

1プロトコル投稿サイト【研究者向けのクックパッド】

2試薬管理サービス

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1プロトコル投稿サイト【研究者向けのクックパッド】

 

「プロトコル、、、?聞いたことない言葉だな?」

そう思われた方も多いかもしれません。

プロトコルは実験をするためのレシピのようなものです。

カレーのレシピだったら「人参やジャガイモなどを切って炒めて、ルーを入れて、、、」などというレシピがありますよね。そのように実験の材料・手順・注意点がかかれたものをプロトコルと呼びます。

このプロトコル、現状では各研究室でそれぞれの方法で管理されています。研究室によっては乱雑にノートにまとめたりしているそうです。公式なものでは論文にもプロトコルが書かれているようですが、文字数や表現の関係で完全に他人が再現できるものにはなっていないようです。

このような状態ではプロトコルが正確に後輩に伝わっていかない。また、とても便利なコツがあるのに他の研究室に知られないままになってしまうなどという困りごとがあるのではないかと考えました。

 

そこで私たちは、このプロトコルを様々な研究室間で共有できるようにするサービスを考えています。投稿型プロトコルサイト。例えるなら研究者向けのクックパッドのようなサービスです。

 

このサービスによって正確に実験が再現できるようになることで、材料が無駄になることを防いだり、プロトコルの読解の試行錯誤にとられていた時間を節約できればと思っています。

 

2試薬管理サービス

 

理系の研究者の中には実験で試薬を利用する人たちがいます。

ではその試薬は、どのように管理されているのでしょうか?

管理の方法は研究室によって様々です。しかし場所によってはアナログでノートに管理していたり、そもそもほとんど管理できていないという研究室もあるようです。

管理があまりできていない研究室では、二重に試薬を買ってしまったり、期限切れの試薬が倉庫に溜まってしまったりなどの問題があります。

そこでその問題を解決するために、私たちが考えたのが試薬を研究室単位で管理できるソフトの開発です。

 

このサービスで管理をわかりやすくし、先ほど言ったような「二重で薬を買ってしまう」などの無駄を減らせると考えています。

 

終わりに

 

長々とサービス案を説明してきましたが、現状ではあくまでもただの「案」にすぎません。研究者様方の現実に即した役立つものにするため、実際の研究者様がたへのインタビューを続けて、アイデアをより洗練させていこうと思っています。

 

もし研究者の方いらっしゃいましたら、ご意見ご感想をぜひお寄せください。

よろしくお願いいたします!

 

担当:真崎興一郎
連絡先:m.koichiro.mo@gmail.com