守りの経営 浜口隆則 新刊 発売

2021年10月21日に浜口隆則の最新刊
生き残る会社をつくる 「守り」の経営』(かんき出版)が発売!!

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会社を守るために必要なこと

本文でも詳細しますが、守りが弱くなってしまう原因の一つは、一つ目の原因である「経営を知らない」ことに起因しています。
攻めは一点突破でも可能ですが、守りは違います。守りは全方位的であり、全体を把握できていないとできません。
ですから、経営を知っていないとできないのです。経営には、どんな部分があって、それらがどのように機能的につながっているのかという「経営の要素と構造」がわかっていないと「どの部分が弱点になっているか?」「どの部分が危険な状態か?」がわからないということです。そして「守りの重要性」に気づく前に、会社がダメになっていってしまいます。
このようにして「守りの重要性」は知られないままになり、その重要性に気づき、実践して成功し続けている少数の会社だけの専売特許のような状態になっています。
この状況は不幸ですが、逆に考えると、守りを意識して少しずつでも実践していくだけで、守りを意識していない多くの会社と比較すると「格段に生存確率が上がる」とも言えます。
会社は「関わる人を幸せにする仕組み」です。そんな存在である会社が簡単になくなり、経営をしている多くの社長が舞台から去っていっていることは、社会にとって大きな損失です。
それを防ぐためには、経営者に「守り」の視点が必要です。
会社を経営するときに厳然と存在するリスクを認めて「会社の守備力」を上げていくべきです。しかし、多くの経営者には「守り」の視点が不足しています。
本書の目的は「会社を守る」ことです。
一社でも多くの会社に長く継続していってもらうために、見落としがちな「守り」という観点から会社を見直し、「守り」を強化していく具体的な方法を提示することです。
さあ、守りを固めていきましょう! ―「はじめに」より

 

< 目次 >
はじめに
第一章 「守り」の重要性
第二章 社長が「守り」の重要性に気づかない【5つの原因】
第三章 守りの「基礎力」
第四章 「守り」の三大分野
第五章 「7つの脅威」から会社を守る
第六章 社長の「ストレスマネジメント」の重要性
おわりに