アドラー心理学に基づく『横から目線の人材育成』
その悩み、じつは人間関係が問題かもしれません…
「すべての悩みは人間関係の悩みである」
この言葉はアドラー心理学の最も根底にある考え方です。
例えば、
✔社員の退職が相次ぐ…
✔社員(部下)との距離感がつかめない…
✔チームとして機能していない…
✔チームの士気が上がらない…
✔モチベーションを感じれない…
これらの悩み、アドラー心理学に基づけば全て「人間関係の問題」なのです。
褒めてはいけない?! 叱ってもいけない?!
通常であれば、そんな悩みに対して
✔報酬体系を変更する
✔マネジメント手法を学ぶ
✔目標数値を設定し、ボーナスを設定する
✔厳しく問い詰め強制的に行動させる
そんなアプローチが考えられます。
つまり、「褒める」もしくは「叱る」という2種類が考えられます。
しかし、アドラー心理学では
「褒めてはいけない」
「叱ってはいけない」
というのです。
ではアドラー心理学では、どのように解決していくのでしょうか。
「勇気づけ」というアプローチ
「褒める」「叱る」という行為には、自然と上下関係が生まれています。
一時的なモチベーションアップや、目標達成には効果のあるアプローチです。
しかし、それはあくまで一時的なものです。根本的な解決ではありません。
時が経てばまたモチベーションは下がり、チーム間の不協和音が生じてしまいます。
それに対し、アドラー心理学に基づく人材育成では、
「勇気づけ」という全く新しいアプローチをとります。
褒めることも、叱ることもせず、
対等の立場で「勇気づける」というアプローチです。
アドラー心理学に基づく横から目線の人材育成を実践したらどうなるのか
もし、あなたが上司の立場であれば、
部下との関わり方に悩むことが無くなるでしょう。
もし、あなたが社員を抱える経営者であれば、
社員間の人間関係がなくなり、離職率が低下するのはもちろん、
チームとしての一体感が生まれ、成果につながることでしょう。
なぜあなたはアドラーを知らなかったのか?
アルフレッド・アドラーは、フロイト、ユングと並ぶ「心理学界の三大巨頭」と称されるオーストリア出身の精神科医です。
世界的ベストセラーの『人を動かす』や『道は開ける』で知られるデール・カーネギーは、アドラーのことを「一生を費やして人間とその潜在能力を研究した偉大な心理学者」と紹介し、彼の著作にはアドラーの思想が色濃く反映されています。
また、スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』でもアドラーの思想に近い内容が語られています。つまりアドラー心理学は、堅苦しい学問としてではなく、人間理解の真理として、広く受け入れられているのです。
つまり、現在広く浸透している自己啓発の根源とも言えるのがアドラー心理学なのです。
しかし、「時代を100年先行した」といわれるアドラーの思想には、まだ時代が追いつききれていないのが現状です。日本における知名度も、フロイトやユングと比べたらかなり限定的なもです。
ここにきて『嫌われる勇気』や『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』などの著書が注目を浴び、認知度が高まりましたが、アドラーの考えはそれほど先駆的なものだったのです。
アドラー心理学とビジネスの橋渡し
今回『アドラー心理学に基づく横から目線の人材育成』というテーマでお話していただくのは小倉広氏です。
小倉氏は『任せる技術』(日本経済新聞出版社)や『自分でやった方が早い病』などの著書で知られる経営コンサルタント・ビジネス書作家です。小倉氏はリーダーシップやコーチングに悩んでいるときにアドラー心理学に出会い、以来アドラーの勉強を続けています。アドラーの伝導者である岩井俊憲氏に師事し、人生やビジネスとアドラー心理学の架け橋となるべく活動を続けています。
小倉氏が学んできたアドラー心理学についてはもちろん、
実践者として蓄積してきたアドラー心理学を人材育成に活かすノウハウをお伝えしてきます。
決して学んだだけで終わらない、実践に使えるノウハウを身につけましょう!
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