お客さんは大切な親友

 

 

営業が嫌いだった。

 

 

でも、お客さんは大好きだった。

 

 

だから、
売る側と買う側、どういう関係性がいいのか?
分からなくなった。

 

 

お客様は神様で本当にいいんだろうか?
それとも自分が殿様になったほうがいいんだろうか?

 

 

ずいぶん悩んだ。

 

 

世の中の常識と自分の感覚は、ずいぶん違う。
だから、すごく迷った。

 

 

自分の感覚のほうを信じるのは、勇気がいる。

 

 

それでも、自分の感覚を信じて、
「お客さんは大切な親友」だって思って、
仕事をしていたら、

 

 

なぜか、とつぜん、すべてがうまく流れ始めた。

 

 

営業も大好きになった。

 

 

大好きな人と、わざわざ戦う必要なんてない。
大好きな人を、神様にする必要なんてない。

 

 

お客さんは、
仕事を通して、一緒に人生を生きている、
人生を共有している、

 

 

大切な友達なんだ。

 

 

 

― 浜口隆則・著『戦わない経営』より抜粋

 


 

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