生贄の心理

 

 

ネクタイを外す。

 

 

自分にとっての、成功の象徴だった。

 

 

でも、ビジネスが軌道に乗っても、
なかなかネクタイを外せなかった。

 

 

ネクタイは、「生贄」だった。

 

 

人はなぜか、自分の人生に2つ以上のことを望まない。

 

 

安定した収入があれば、
仕事の自主性や時間がなくてもいい。
儲かっていれば、
健康じゃなくてもいい、時間がなくてもいい。
仕事がうまくいっていれば、ネクタイは仕方がない。

 

 

そんな風に、何かを得たら、何かをあきらめる。
得たものを守るために、何かを犠牲にする。
まるで、生贄のように。

 

 

幸せに仕事をするためには、
このメンタルブロックに立ち向かわないといけない。

 

 

なぜなら、幸せはバランスの中にあるから。

 

 

そして、安定した収入も、仕事の自主性も、時間も、
儲けも、健康も、ノータイも、
すべて、同時に得てもいいことを知ろう。

 

 

ネクタイを外しても、ビジネスはおかしくならなかった。

 

 

生贄の必要なんて、ない。

 

 

ノータイ、最高。

 

 

 

― 浜口隆則・著『戦わない経営』より抜粋

 


 

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