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浜口隆則の経営論 Vol.88:社員はパートナー

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社員を「パートナー」だと考えているか?

 

 

経営はオーケストラのようなものだ。

 

 

バイオリン奏者が、どれだけ上手に演奏しても、
クラリネット奏者が、どれだけ上手に演奏しても、
指揮者がいなければハーモニーは生まれない。

 

 

同じように、
指揮者が、どれだけ素晴らしくても、
指揮者が、どんなに頑張っても、
それぞれの演奏者が下手だったらハーモニーは生まれない。

 

 

より良い結果を導くためには、
演奏する者たちと統合する者たちの両方が必要だ。

 

 

どちらが欠けても、
どちらかの実力が不足していても、
最高の結果は得られない。

 

 

この事実を冷静に考えた時、
経営者と社員の関係は<パートナーシップ>であることに気付く。

 

 

パートナーシップとは、お互いがベストであれば、
対等であるということだ。(※)

 

 

しかし、チームビルディングに失敗する多くの経営者は、
この考えをベースに出来ない。

 

 

確かに、「社員はパートナー」だと心の底から感じるのは難しい時がある。
力の不足している依存型の社員に囲まれているのなら、特にそうだろう。

 

 

しかし、それに慣れ、パートナーシップの考えを忘れてしまうと、
力のある自立型の社員との関係を築くことは難しくなる。

 

 

つまり、会社にとって最も必要な社員との関係を、
築くことが出来なくなるのだ。

 

 

経営者は、社員より上でなければならないと思っていないか?
雇用しているのだから、命令すれば良いのだと思っていないか?

 

 

優れた者たちは、
職位で動くのではない。
職位で動かされるのではない。
役割で動くのだ。
「経営者」も、一つの役割に過ぎない。

 

 

優れた者たちと優れた仕事をし、最高の結果を得たかったら、
このことを絶対に忘れてはならない。

 

 

(※)実際は、小さな会社では、経営者のほうが圧倒的に力のある場合が多い。
   だから現実的には対等ではない。
   もし対等な関係が出来るほどの人材がいたら、
   それは本当に価値がある。
   大切にしよう。

 

 

― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋

 


 

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