浜口隆則の経営論 Vol.87:チームの自立を阻む存在
自立型のチームをつくれない
「最大の理由」に気づいているか?
経営者になると、一度は見る、夢がある。
それは、社長自身がいなくても、
日常業務が回り、経営が成り立つチームを持つことだ。
同時に、悪夢も見る。
それは、社長自身がいなくても、
日常業務が回り、経営が成り立つチームを持つことだ。
社長は自立型のチームができることを、
最も求め、最も恐れている。
多くの経営者が自立型のチームをつくれない理由は、
実は、社長自身の「恐れ」にあることが多い。
社長は「社長、社長! お願いします」と頼られることで、
自分の存在価値を、日々、確認している。
頼られる社長でいることで、自己重要感を満たしている。
社長であるということだけで、日々、自分を癒している。
だから、社長は心の底では自立型チームを目指さない。
本気で、チームを自立させようとはしない。
頼られる存在であることを、手放そうとしない。
チームビルディングに取り組む時、最も深い問題であり、
最も高いハードルは、社長の、このメンタルな部分にある。
まずは、それを知っておこう。
― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋
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