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浜口隆則の経営論 Vol.108:犯罪を起こさせない責任

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犯罪への誘惑を、つくっていないか?

 

 

会社で【犯罪】が起こる可能性は・・・
「ある」-成功し続ける経営者は、そう考えている。
「ない」-犯罪を生んでしまう経営者は、そう考えている。

 

 

犯罪を生んでしまう経営者は、人のことを深く考えていない。
また、面倒なことをしたくない。
だから「私は社員を信じる」という、
一見カッコイイが、最も安直で罪深い方法を選択する。

 

 

そして、犯罪を生んでしまう。

 

 

人は、そんなに強くない。
どんなに善人であっても、どんなに信頼できる人であっても、
家族が病気でお金が必要だったり、追い込まれたりしたら、
犯罪に手を染めてしまうことだってある。
そうやって信頼できる社員の心が揺れた時、大好きな社員の心が乱れた時、
絶対に犯罪を生ませない仕組みを考えるのが、経営者の仕事だ。

 

 

「信じてる」と言って何もしないより、犯罪を起こさせない仕組みをつくって、
人を迷いから解放させてあげるのが、真の優しさだ。(※)

 

 

(※)特に現金を扱う商売では間違いが起きやすい。
   飲食店は、その典型だが売上と原価を帳簿に付けること、
   店に必要以上の現金をおかないことなど、
   少なくとも「お金にシビア」だと思われるようにしよう。
   「通帳と印鑑を社員に預けている」と自慢げに話す社長が、
   たまにいるが自己満足なだけだ。
   お金を任された社員のプレッシャーは半端ではない。
   自分がそのプレッシャーから逃げただけなのに、
   自慢するのはおかしいことだ。

 

 

 

― 浜口隆則・著『社長の仕事』より抜粋

 


 

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