経営を勉強するときに気をつけること

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社長が経営を勉強するときに気をつけること
〜経営勉強の基本 4選〜

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社長が経営を勉強するときに気をつけること
〜経営勉強の基本4選〜


  
野田拓志
 
 

本記事の著者/野田 拓志
株式会社ビジネスバンクグループ 教育事業部 部長
早稲田大学 商学部 非常勤講師

 
大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために、一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、元ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学商学部で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」、「起業の技術」の教鞭を執っている。

経営の勉強をしようと思い立ったあなたへ


 
経営を基本から勉強しようと思い立った時に、ぶつかる壁があります。それは、経営を勉強するには何から手をつければいいんだろうか?ということ。
経営戦略?営業?財務?マーケティング?採用戦略?など経営で勉強しなければいけない分野は多岐にわたることに気が付きます。
 
私たちは24年間累計30,000社の経営支援をしてきて、「うまくいく経営の勉強」というものに行き着きました。
本レポートでは、うまくいく経営の勉強方法をできるだけシンプルまとめたものです。手当り次第勉強し、限りある時間を無駄にしないために、一つの考えとして参考にして頂ければ幸いです。

1 なぜ経営の勉強が大切か?


なぜ 経営 勉強 大切
 

 
まず最初に「なぜ経営の勉強が大切か?」について説明します。
経営者の仕事は、経営をすることです。経営をするということはどういうことかというと「仮説を立てて検証をすること」です。この仮説を立てることに、経営の勉強が関わってきます。
 
経営者が、正解に近い仮説を立てられれば、組織をムダなアクションで疲弊させることもなく、経営資源をムダに浪費することなく、成功に近づいて行くことができます。 それが実現できるかどうかは、経営者が持っている仮説力次第なのです。一般的に仮説力を磨くためには、①経験するか②勉強するかしか方法はありません。
 
仮説力を高めていく1つ目の方法は【経験値】を高めることです。経営者として、経験する全ての経営事象が仮説力を高めていきます。多くの場合、経験を積めば積むほど、経験したビジネスの中での仮説力は向上していきます。経験値が高ければ、新型コロナウイルスのような急激な外部環境の変化があっても、「次は、こうしていくべきだ」という仮説を立案できるものです。
 
仮説力を高めていく2つ目の方法は【経営知識】です。この経営知識は、経験値の次に仮説力を高めるために大切です。経営のことを知らないと経営における正しい仮説を立てることが出来ません。特に、経営者として経営をしてきた期間が短く、まだ経験が浅い場合には経営知識が重要です。経営を勉強することは、経験値の低さを補完してくれるのです。経営知識のバックグラウンドもなく、自分が思いついた仮説を元に行動をして、失敗を繰り返せるほどの豊富な資源と無限の時間があれば、少しずつ成功には近づけます。 しかし、そんな資源と時間は、ほとんどの中小企業には無いはずです。 ですから、仮説の質の低さによるムダは最小化しないといけないのです。
 
経験値を高めることには時間がかかります。しかし、経営を勉強して経営知識を増やすことは短時間で行うことが出来ます。社員に向かって経営者が「経験するまで仮説は立てられないので、待っていてくれ!」などの発言はできません。経験値を高める時間をお金で買うのが、経営を勉強することの本当の意味です。
 
このように、経営をうまく行うためには、経営の勉強が欠かせません。
 
詳細は「経営を勉強する重要性」の無料レポートで説明していますので、こちらも御覧ください。
 

2 まず最初に社長が勉強すべきことは?


まず最初に 社長が勉強すべきこと
 

 
経営を勉強すると言っても、経営が関わる分野は多岐に渡ります。それを1つ1つ勉強していったら、時間はいくらあっても足りません。
また、経営に関する情報は最新のものが次から次へと現れます。最新情報の中には、数年前に流行った内容を再度見せ方を変えただけのものなどもあります。そのようなものに踊らされてしまい、経営の舵取りをすると付け焼き刃的な会社になってしまいます。そのような軸のない会社に対して、お客様はついてきてくれるのでしょうか?残念ながら、お客様はブレる会社や商品に関しては不信感を抱き、関係性をストップしようとします。頑張って色々勉強しているのにお客様が離れていくというのは、皮肉なものです。
 
そうならないために、私たちがまず最初にオススメしているのは「経営の全体像を理解すること」です。
経営の全体像を理解した上で経営を勉強すれば情報の海に溺れて迷子になることが減少します。経営において「木を見て森を見ず」状態になることを防ぐことができるのです。残念ながら、過去私たちは、情報の海に溺れてしまっている経営者に何人もお会いしてきました。総じてそのような会社は業績が振るわず、人材問題を抱えておりました。もしかしたら、経営者の軸なく経営が招いた結果だったのかも知れません。
 
経営の全体像を理解することができていると、世の中で新たに生まれてくる情報の捌き方が分かってきます。「今回話題になっているパーパスというキーワードはミッションに関わることだな」、「カスタマーサクセスは営業全体のことだな」というように大枠のあたりが見えてきます。そのあたりを元に、自身の知識をアップデートしていけば、学習も短時間で済みます。全く知らないことを0から学ぶのはとても根気と時間が必要になるので、この大枠のあたりをつけることが出来ると勉強のショートカットになります。
 
経営の全体像を理解する時に、私たちがオススメしているのが「経営の12分野」というものです。複雑な経営を、シンプルに12の要素と構造にまとめています。
 
 

【経営の12分野の全体像】
 
『経営の12分野』

【商品力】 
ミッション
商品力
ポジショニング
ブランディング
 
 
【営業力】
集客力
見込客フォロー
サイレントセールス
CLVマネジメント
 
 
【管理力】
経理・財務
チームビルディング
仕組み化
投資とリスクマネジメント

 

経営の12分野の詳細は「経営とは何か?」の無料レポートで説明していますので、こちらも御覧ください。

3 経営を勉強する方法 4


経営を基本から勉強する方法 4選
 

 
では一体、経営者はどんな方法で勉強すればいいのでしょうか?勉強方法にはいくつかありますのでご紹介いたします。
 

①書籍・雑誌

経営を勉強する基本的な方法が「本」から学ぶという方法です。成功している経営者の伝記や長年の経営研究の結果などを本から勉強することができます。コスト対効果が最も高いものが「本」です。たった2,000円ほどで、その著者が経験した数十年という経営事象を疑似体験することができます。私たちの仮説力は疑似体験することでも高めることに繋がります。
本での勉強の仕方としてオススメしているのが「アウトプットを前提としたインプット」です。この方法は、本での勉強だけでなく他の勉強でも使えるものです。具体的にどのようなものかというと、本を読む前に、この内容をどこで使おうかということを事前に考えておくという方法です。例えば、集客の本を読む場合、「自社のA商品の集客のヒントを探そう」というように、本を読む前に決めます。そうするとA商品の集客に繋がるヒントが、ただ漠然と本を読んでいるときより多く見つけることができます。このように、「アウトプットを前提としたインプット」は、準備などもほとんどいらないので、勉強する際には習慣的に行うことをおすすめさせていただいております。
本のジャンルは、自社に役立ちそうなものはもちろんですが、日頃自分から積極的に触れないものも取り入れることをオススメしています。そういう意味では、雑誌の定期購読はオススメです。雑誌であればさまざまなジャンルのテーマについて触れることができます。自分が思ってもいなかったジャンルからヒントをもらうことがありますので、好き嫌いをせずにさまざまなジャンルと向き合うことをオススメしております。
 
 

②セミナー

経営を勉強する際、セミナーでの勉強も良い方法です。セミナーは、ある経営テーマに関してわかりやすく60分〜120分ほどでまとめてくれています。もしそのテーマの概要を自分自身で、本で学ぼうとすると1冊3時間×5冊=15時間ほどかかります。セミナーでは話し手が皆様の代わりにそれらの本を読んで、スライドなどの資料にまとめてくれています。そのため、時間効率のいい勉強方法がセミナーです。ただ、話し手の主観が入ったり、深い内容理解が難しいなどのデメリットもありますので、理解した上でセミナーの勉強を活用していきましょう。
経営セミナーは主に4つのジャンルに分かれています。①「個人のマインドを整える」経営セミナー②「事業構築・戦略の立て方を学ぶ」経営セミナー③「ビジネススキルを高める」経営セミナー④「組織や人材育成を進める」経営セミナー。自社の成長状態などに合わせて、経営セミナーを活用していくのが良いでしょう。
 
詳細は「経営セミナー活用の基本」の無料レポートで説明していますので、こちらも御覧ください。
 
 

③ネット検索

分からないことがあれば検索すれば大抵のことは分かる世の中になってきています。ネット検索は、無料ですぐに経営の勉強ができる点で優れています。昔は有料でないと手に入らなかった内容も、今では無料で手に入る場合もあります。ただ、ネット検索のデメリットは情報の信用性です。近年フェイクニュースが増えているように、ネットには情報の信用性が低い情報や嘘の情報などもあります。目の前のネット情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、裏を取ったり、引用元にあたってみるなどした上で活用していきましょう。
 
 

④経営者団体で学ぶ

JC(青年会議所)、ライオンズクラブ、商工会議所等の経営者団体での勉強も1つの方法です。これら団体では、セミナーや視察、メンバー間での勉強会などが用意されています。一番のメリットはその地域の「生情報」に触れて勉強することが出来ることです。地域独自の商習慣や地域独自の集客方法などのヒントを勉強することができます。勉強できる内容はかなり個別具体的なものになりますので、学んだ内容を抽象化して自社に落とし込む抽象化力(アナロジー力)が必要になります。抽象化力が高い方にとっては、経営者団体での勉強は情報の宝の山でしょう。

4 経営を勉強する時間のつくり方


 
経営者は日々忙しく、なかなか勉強する時間をつくることが難しいです。そんな中でもしっかりと経営の勉強をして成長している経営者がいらっしゃいます。その方々は何をしているかというと、「先に勉強の時間を予定の中に組み込んでしまう」という工夫をされていました。
例えば、水曜日の午後は経営の勉強をする時間と事前に決め、その時間には他の予定は入れず、落ち着いて勉強ができるように水曜日の午前中までに仕事も終わらせるというものです。さらに、「水曜日の午後の連絡は木曜日に返信します」というように事前に連絡が遅くなることも共有しておき、社員からの連絡が来ないように工夫をされておりました。
よく「時間ができたら勉強します」という経営者の方がいらっしゃいますが、人は現状維持バイアスの影響で、変わることに対して抵抗感を抱きやすい生き物です。そのため、時間ができそうなときにも、ゆっくり仕事をしたり、別の仕事をつくって、勉強をするという新しい行動を後回しにしてしまうのです。ですから、先に勉強の時間を予定の中に組み込むという方法を取り、半ば強制的に勉強をするように自分自身を仕向けましょう。

5 まとめ


 
本レポートでは、小さな会社の社長が経営を基本から勉強するときに気をつけることをご紹介しました。
そもそも、経営を勉強することは経営者にとって仮設力を高めることに繋がり、自社の経営状態に直結する重要なことです。ですから、経営者は経営を勉強することが欠かせません。
ただ、闇雲に経営の勉強をしても、情報の海に溺れてしまって、時間とエネルギーを無駄にしてしまいます。
そのため、経営者はまず「経営の全体像を理解すること」が大切になります。経営の全体像を理解すれば、世の中で新たに生まれてくる情報の捌き方が分かってきます。木を見て森を見ずの状態にならないために、まずは全体像の理解をしていきましょう。
 
経営を具体的に勉強するためには、本・セミナー・ネット検索・経営者団体がオススメの4選です。自社の状況なども合わせながら最適なものを選んで活用していきましょう。
最後に、経営の勉強はなかなか時間を確保しにくいものです。そのため、先に経営を勉強する時間というものスケジューリングするという方法をオススメしています。予定を先に抑えることで、それまでに仕事を終わらせようという意欲も湧いてきます。
 
経営の勉強は社長の仕事の1つです。経営の勉強の基本を抑えた上で、成功し続ける会社を目指していきましょう!


浜口隆則

著者/野田 拓志
株式会社ビジネスバンクグループ 教育事業部部長
早稲田大学 商学部 非常勤講師

 
 
大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために、一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、元ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学商学部で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」、「起業の技術」の教鞭を執っている。


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