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成熟市場でのイノベーションを起こす『事業戦略3.0』とは

野口 吉昭

野口 吉昭 氏

株式会社HRインスティテュート 代表取締役社長 


日程: 2012年5月29日(火)
時間: *終了しました
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本セミナーでは、株式会社HRインスティテュート 代表取締役社長である

野口吉昭氏をお招きし、「事業戦略3.0」といテーマで

ご講演いただきました。

 

経営コンサルタントとして、数多くの企業の問題解決を

行い、多数の著書を執筆されている野口氏。

 

このレポートは経営者として成功し続けるために

重要な要素をお伝えしていきます。

 

 

ミッションは実践あってこそ

 

今、日本の市場においては、どの位置に自社の事業を置くかが重要になってきました。

縮小する日本国内市場でしょうか?

それとも海外でしょうか?

 

他社との差異化をはかって、誰もいない位置にポジショニングするには、

ミッション」の必要性について知る必要があります。

 

ミッションは大切です。

何のためにそれをするのか。

どうして仕事をするのか。

 

野口氏は、池内タオルさんというタオル会社を例にとり、

ミッションの重要性を説きます。

 

池内タオルさんのミッションは、

「母親が自分の命より大切にする赤ちゃんに安全なタオルを届けたい!」

というものです。

 

とても具体的であり、信頼できます。

 

ぶれることのないミッションを軸とすれば、そのために事業計画が組まれ、

経営戦略を立てるようになります。

 

野口氏はその一本の中心柱となる「ミッション」を、

大震災の後の「奇跡の一本松」に例えられました。

 

あの大震災にあって、倒れなかった唯一の木です。

この「ミッション」が重要なのです。

 

 

単なる金儲けは「経営」ではない

 

経営3.0とは「経営をすること」です。

野口氏は『経営』をすることと、単なる金儲けは、まったく異なると言います。

 

野口氏が好む歴史上の人物に、石田梅岩や渋沢栄一がいます。

 

彼らは「人倫」「道徳経済合一説」を説きます。

経営とは、人としての倫理や道徳があってこそのものだと言うのです。

 

現代の企業において、永遠に行うべき「倫理」や「道徳」が、ミッションです。

 

ミッションのない経営は、すなわち、仕事を行う上で明確な目標のない経営は、

単なる金儲けであって、経営ではない、ということです。

 

そして、そのミッションを基に構想された戦略が、事業戦略3.0です。

「人の高き志」「深い思い」を起点とする戦略のことです。

 

「見えない価値」を創造するための戦略でもあります。

ミッションとは理念のことであって、商品やサービスではありません。

 

ですが、それは人々の役に立ちます。

 

人々を幸福にします。

 

そのミッションを達成するための戦略が、事業戦略3.0なのです。

 

 

自分のため、人のため、人々のために生きる

 

生き方3.0とは、つながりを大事にする生き方であり、

人々のために生きる」という考え方だと野口氏は言います。

 

その意識は、仕事の仕方を変え、自分自身を変え、ひいては会社を変えます。

 

人々のために生きるには、どのような行動をすれば良いのか。

 

野口氏は『修己治人』という言葉を挙げ、

人々は「実践」によって役に立つことが出来るとお話しされました。

 

ただ夢や目標を掲げるだけでは、社会は何も変わりません。

ミッションをこれと決めた後は、それをひたすらに実践し続けることが大切です。

 

社会の役に立つには、人々のために生きるには、目標を立て、

それに向けて行動することが大切なのです。

 

 

まとめ

 

ここまで見てきたとおり、「3.0」の考え方は、

「人々のために」ということに重きを置いています。

 

経営3.0は「ミッション」、事業戦略3.0は「変化創造や見えない価値の提供」、

生き方3.0は「人々のために生きること」です。

 

3.11の後、日本は「つながり」を重視した価値構造を選ぶようになりました。

 

今、日本は時代の転換期にあります。

 

温故知新という言葉もありますが、

これまで培ってきた技術やノウハウは受けつぎながらも、

「時代を超えて育む価値の創造」が必要になってきました。

 

そのためには、ミッションを核とし、自身の会社の真ん中に据えます。

 

そして、成長し続ける会社であるために、常に変革をおこし、

先陣切って指揮していく力が必要であると続けられました。

 

人間とは何か、社会とは何か、企業とは何か、事業とは何なのかを深く考え、

人々のため」になる戦略を立てること、それが事業戦略3.0なのです。

 

野口 吉昭

野口 吉昭 氏

株式会社HRインスティテュート 代表取締役社長 


1956年生まれ。横浜国立大学工学部大学院工学研究科修了後、建築設計事務所に入社。その後、経営コンサルティング会社に入りマネジメント・コンサルティング部の責任者として200社以上の企業、自治体などのコンサルティングを担当する。1993年に独立し、コンサルティング会社株式会社HRインスティテュート設立。同社代表。中京大学経済学部・総合政策学部講師、NPO法人「師範塾」の副理事長、FM横浜にて、社会起業家専門番組「Yokohama Social Cafe」のDJも務める。


主な著書に『企業遺伝子』『戦略シナリオのノウハウ・ドゥハウ』『ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ』『プレゼンテーションのノウハウ・ドゥハウ』『コンサルティングマインド』『コンサルタントの勉強法』(PHP研究所)、『コンサルタントの質問力』『コンサルタントの解答力』『コンサルタントのひと言力』(PHPビジネス新書)、『ビジネスプラン策定シナリオ』『マーケティング戦略策定シナリオ』『ウェイのある強い経営』(かんき出版)、『遺伝子経営』(日本経済新聞社)、『コンサルタントの習慣術』(朝日新書)、『考え・書き・話す「3つ」の魔法』(幻冬舎)、『人をあきらめない組織』(JMAM)など多数。

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