【今回のQ&Aはこちら】=======

Q.

全ての人にミッションを浸透させ、
成果をだすチーム作りの秘訣

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A.

これもやはり「ウルトラC」はなくて、
どれだけ地道に、

「小さなことを積み重ねられるか」

という話になります。

浸透の場合は、
まずは「上から(リーダー・幹部から)」ですね。

ミッションの浸透には、
下記の「4つのステップ」があります。

▼ミッション浸透の4ステップ=====

 1.知る
 2.理解する
 3.できる
 4.教える

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1.知る

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まずはメンバーがミッションを
「知る」状態を目指して、

メンバーが「ミッションに触れる環境」を、
なるべく多くつくっていきます。

具体的には

◯ 名刺にミッションを入れる
◯ Webサイトでミッションを発信する
◯ メールの署名欄に入れる
◯ 全ての印刷物に入れる

などして、
接点回数を増やしていきます。

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 2.理解する

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次に、メンバーがミッションを
「理解する」状態を目指して、

メンバーが
「ミッションについて話す機会」を、
つくっていきます。

ココで重要なのが

「リーダーがミッションを伝える機会」

ではなくて、

「メンバーがミッションについて話す機会」

を、つくるということです。

やはり、リーダーがいくら
ミッションを繰り返し伝えても、

メンバーの多くは「右から左」で
聞いていないのですね。

(とはいえ、講義でもお伝えした通りで、
 リーダーはそれでも、
「1,000回言い続ける覚悟」が必要です。)

なので、
「メンバーが話す場」をつくっていきます。

オススメなのは
「ミッション会議」を開くことですね。

これは

「ミッションって、つまり
 どういう意味なのか」や、

「ミッションを達成するために、
 自分たちは具体的に何をすべきなのか」

などを、
メンバー同士で話してもらう場です。

こういった場作りを増やしていくことで、
ミッションが浸透しやすくなっていきます。

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 3.できる

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そこで「理解」が進んでいくと、
「ミッションを体現する」メンバーが
現れてきます。

ここまできたら、
その「良い行動」をきちんと見つけ、
評価し、広げていきます。

具体的には「評価」と「表彰」を
行っていくのがオススメです。

まずは「評価」。

「ミッションに沿った行動」を
すればするほど、社内で評価され、
それが給与となって返ってくる
仕組みをつくります。

(つまり「ミッションの体現度」を
 評価制度に組み込むということですね)

そして、日々の仕事の中で
「ミッションに沿った行動をした人」を
ピックアップして、
きちんと讃えていきます。

オススメなのは
「毎日の朝礼で共有する」などですね。

例えばリッツカールトンでは、
「クレドに沿った行動をした人」を
毎日の朝礼で取り上げ、
その行動内容をメンバーに共有しています。

さらに、
その行動内容は印刷され、
社員食堂にも張り出されて、
共有されていきます。

こうしたことを繰り返すことによって

「ミッションに即した行動とは、
 どういうものなのか」

「自分たちは、
 どういった行動をすべきなのか」が

共通認識化していきます。

この積み重ねが、その会社らしい
「文化」や「風土」へと育っていきます。

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 4.教える

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最後に

「ミッションを
 体現できるようになったメンバー」を

リーダーへと昇格し、
教える側にまわしていきます。

このときに
「メンバーがメンバーに教える」という
構造をつくることがポイント。

人に「教える」際に、
最も学ぶのは誰かというと
「教える側」なんですね。

「教える」ことを通して、
リーダーはますます、
ミッションへの理解を深めます。

もちろん、
ミッションを「教えられる側」にも
ミッションが浸透します。

そして、ここまで来ることができれば、
後はミッションの浸透が
「社長なし」でも、継続していくのです。

 

 

 


 

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