コロナ禍の影響により、
多くの企業が取り入れること
となったリモートワーク。
約4か月間の中で、
徐々にリモートワークも
板についてきたのではないでしょうか。
今回は、
そんなリモートワーク全盛の中で、
見えない落とし穴
についてご紹介します。

リモートワークでは、
個人の生産性は大きく伸びる
といわれています。
しかしながら、
チームでの生産性
はどうでしょうか?
なんとなくの雑談から、
生まれたアイデアが
大きく業績に影響したり、
会社での意識の統一が
大切な場面も多いはず…

そのような場面が
作りづらいリモートワークでは、
どのように対処すれば
よいのでしょうか?

今回は、そんな
オンラインでチームの生産性をあげる3つの方法
を取り上げました。

【生産性を上げるポイント】

1.【疑似オフィス作成型

2.【成果型

3.【進捗管理の細分化

1.生産性を上げるポイント1:【疑似オフィス作成型】

リモートワークでも、
オフィスと同じ空間を作ることで、
チームの生産性をあげることができます。

そこで重要になるのが雑談です。
雑談をしやすい状態を
オンライン上に作ることで、
普段のオフィスを再現できます。

雑談によって、
思わぬアイデアが生まれるだけでなく、
心理的安全性を高めることに繋がり、
チームワークは
飛躍的に向上すると言われます。

ここでは、
意図的に雑談のできる空間を作り出す
ツールを3つご紹介

①slack

常に通話をオンにして置くことで、
ちょっとした雑談も手軽に可能になります。

リモートワークで普段の雑談を実現!コミュニケーションツールを使い分けてフル活用しよう!

②discode

音だけで、疑似オフィスを実現。
常に音声を共有することによって、
雑談が生まれる環境を
リモートでも生み出しています。

参照:

リモートワークにDiscordを使ってバーチャルオフィスを実現する|石川哲也@白潟総研 | ソーシャルリクルーティング株式会社|note

③Remo

zoomのような、
オンラインビデオ会議システムですが、
デスクが用意されているので、
疑似オフィスが作りやすいです。
同じデスクを共有している人とは、
通話もできるので、
近くにいる人と
自然に雑談をする状態にできます。

参照:雑談や人をコネクトできるカンファレンスツール「Remo」

2.生産性を上げるポイント2:【成果型】

チーム業務であっても、
個人の業務を明確にし、
できうる限り分業すること
がリモートワークでは、
必要になってきます。

いままで、
なんとなく全員でやっていた作業を、
個々に振り分けて、
個人で行うことが
業務の効率化につながります。

なぜなら、
リモートワークでは、
個人が作業したものに対して、
管理する側が
レビューや手直しするという
流れの方が、
効率よく業務がこなせるからです。

その際の注意点は、
なるべく業務内での役割分担を
明確にすることが重要
です。
目的がはっきりすることで、
能率的な個人ワークが可能となります。
そして、
個々の業務能率が上昇することで、
チーム全体での業務能率が向上します。

いつまでに、
誰が、
何をするかが
明確にであることが重要

となるでしょう。

ここでは、
個人作業を明確化するツールをご紹介

①trello

カード式で、
タスクを管理、
担当の人も選べるので、
効率的に仕事の分配、
明示化が可能です。

参照:TrelloHP

②Jira

各チームの業務を連携して、
製品ロードマップを形成、
可視化が可能。

参照:Jira | 課題 & プロジェクト追跡ソフトウェア


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3.生産性を上げるポイント3:【進捗管理の細分化】

3つ目は、
進捗管理を細かく行うことです。
リモートワークでは、
家での作業となってしまうので、
どうしても仕事の感覚が
とることが難しいです。
その時に、
こまめに管理を行うことで、
意識を仕事に向けることが
できるようになります。

つまり、
リモートワークでも、
常に仕事を意識させること
が目標となります。

そのために
具体的に行われていることは、
オンラインでの
朝礼、終礼、
さらには、昼礼まで、
細かなミーティングを行うことです。

このことにより、
チームのメンバーが
顔を合わせる機会が増えるだけでなく、
仕事の進捗管理、
意識統一
が可能となります。

導入している企業では、
実際このように行われています。

①HeaR inc

1日、3回の
WEBミーティングの実施
をしています。

1.朝礼

始業時の朝礼は各チームごと

2.昼礼(14時からの雑談タイム)

ちょうど眠くなるタイミングを
狙ってスタート
ここでは、
雑談や業務上の相談ができるように
15分前後で開催しています。

3.終礼

基本的に全メンバーが参加
チーム関係なく
全員の1日の振り返りを短く共有

1日3回顔を合わせると、
一緒に仕事した感じや
信頼感の醸成につながるのです。

参照:https://blog.hear.co.jp/n/n4608bdd9bc49

今回は、
オンラインでチームの生産性を
あげることに注目して、
3つの事例を取り上げました。
雑談がきっかけになりやすい会社、
タスクを細かく管理することで
うまく回る会社など、
それぞれの会社の特徴があります。

会社の特徴にあった
チームワークの向上法を
取り入れることが
一番重要なポイントとなります

ここで挙げた事例を参考に、
自社でのチームワークの向上に
役立ててみてください。


【ライター】
田中 大貴
株式会社 Urth 最高執行責任者

大学では、建築学を専門としながら、2018年4月からは早稲田大学で「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を受講。 その後、文科省edgeNextプログラムの一つである、早稲田大学GapFundProjectにおいて2019年度の最高評価および支援を受け、起業。 早稲田大学建築学科では、株式会社エコロジー計画とともに、コンサートホール、宿泊所の設計、建設に取り組んだ。現在は、「〇×建築」をテーマにwebサービスの開発、営業から、建築の設計及び建設物の運営に関するコンサルタントまで幅広い事業を行う。


【監修】
野田 拓志
株式会社 ビジネスバンクグループ
経営の12分野ガイド
早稲田大学非常勤講師

大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を行う。


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