浜口隆則の経営論 Vol.3:素直さという強さ

 

耳を、ふさいでいないか?

 

素直でいることは、難しい。

 

なぜなら、人が教えてくれる様々なことを、
素直に受け取ってみるのでなく、

拒否したほうが「自分を持っている」
という「感じ」がするからだ。

 

経営者は「自分」を持っていたい人種だ。
それはそれで悪いことじゃない。

 

しかし、その欲求を簡単に満たそうとするから、
結局、本当の自分を持てない。

 

自分を持っていたいと強く願う経営者は、
その「感じ」を味わいたいから、

手っ取り早く「拒否をする」
「素直にならない」ということを、
手段として無意識に使ってしまう。

 

そうすることで、自分を守ろうとする。

 

しかし、素直さを放棄して、拒否から得られる、
「自分を持っている感」は偽物だ。

 

あなたの本来の姿は、今のあなたではない。
もっともっと成長できる、あなたがいる。

 

本当の自分は、もっと先にいる。

 

それにもかかわらず、
今の自分で簡単に満足するのは、もったいないことだ。
それは社会の損失でもある。

 

経営者は成長し続けなければならない。

 

会社のためにも、社会のためにも、
関わるすべての人のためにも、そして自分自身のためにも、
成長し続けなければならない。

 

そのためには、まず、耳をふさぐのを、やめることだ。
そうやって自己満足の殻に閉じこもるのを、やめることだ。

 

本当に「自分を持っている」者は、
拒否から得られる「自分を持っている感」など必要ない。

 

だから、実は、素直になれる人こそ、
本当の「自分を持っている人」なのだ。

 

耳を、ふさいでいないか?
素直さを、弱さだと勘違いしていないか?

 

素直さを、もっと大切にしよう。

 

― 浜口隆則・著『社長の仕事』より

 

 


 

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