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経営の改善のために行う職場環境の改善事例:5選

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職場環境の改善は行うとよいことがあるとなんとなくわかっていても、具体的な効果がどのようなものかは、わからない部分が多いのではないでしょうか。
今回は、そんな職場環境の改善による具体的な効果や事例を紹介します。

 


 

1. 労働安全衛生法とは?

 

職場環境改善事例 労働安全衛生法

職場環境が、簡素であればあるほど、環境整備にかかる初期費用は抑えることができます。
しかしながら、日本では労働安全衛生法によって、労働者を守るために職場環境はある程度規定されています。

まずは、職場環境を整える際はこの法律の規定を確認しましょう。

労働安全衛生法では、事業者が、労働者に快適に働いてもらうための環境を整えるよう努めなければならばいと定めています。整える際の指針となるのが、厚生労働省が公表する「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」となります。

 

 

【事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針】

 

職場環境改善事例 労働安全衛生法

【参照】https://www.aemk.or.jp/roudou_anzen.html

 

この指針に基づいて、職場環境を整備することが、職場環境の整備への第一歩となります。


 

2. 経営に役立つ職場環境の改善例:5選

職場環境改善事例

労働安全衛生法に則って、職場環境の改善を行う場合、実際はどのような事例があるのでしょうか。職場環境の改善では、まず多くの場合、社員へのストレスチェックなどメンタルヘルスの面が注目されます。

メンタルヘルスでは、職場に関して社員が抱えている問題をチェックします。その後、メンタルヘルスで洗い出された問題を職場環境の改善などを通じて解決していきます。

今回は、分析後の職場環境改善方法に焦点を当てて、メンタルヘルスの改善だけでなく、経営にも役立った改善方法の事例を紹介します。


 

1:制服を変えてやる気UPカッシーナ 職場環境改善事例

カッシーナ元代表取締役社長高橋克典さん

【参照】http://www.personne.co.jp/blog/common-point-of-management/2016/12/post.html

イタリアの高級家具メーカー・カッシーナの代表取締役を務めた高橋克典さんは、制服を変えるという職場環境の改善を行いました。高橋さんが、工場の視察をした際に、工場が高級家具を生産するのにふさわしい職場環境になっていないことに気が付きました。

そこで、お客さんに直接会うことのある配送部隊には、新しいスタイリッシュな制服を整え、輸送トラックも新たに塗装し直しました。さらに、工場は環境設備を行い、明るい場所にラウンジルームを作りました。

このことで、ブランドイメージが社員まで伝わり、会社への満足度や士気が格段に上がったと高橋さんは述べています。


 

2:時間単位の休暇制度の新設によって、メリハリのある働き方へ

リフレッシュ 職場環境改善事例

花王株式会社では、「時間単位の休暇取得制度」の新設、フレックスタイム制のコアタイム廃止、仕事と育児の両立支援・仕事と介護の両立支援などを行い、職場環境の改善を行いました。

このことにより、社員がより自由に働ける環境が整い、休暇とのメリハリがある生産性の高い働き方を実現することが可能となりました。

このように、労働安全衛生法に沿った改善を少し工夫することで、会社にとって非常に効果のある投資へと環境設備は変化します。


 

3:整理整頓によって業績を大幅アップ

 

窓割れ理論 職場環境改善事例

働く環境の改善によって、大きく業績を伸ばした企業があります。それは、アップルです。

アメリカの有力企業では、美しいオフィスやデザインにこだわったオフィスが有名です。このように、環境に大きな投資をするのは、働く環境が業績に大きな影響をもたらすことをその企業は認識しているからです。

しかしながら、アップルは外見だけの設備投資だけでなく、ソフト面での環境改善も行っています。

アップルでは、1990年代はじめほとんど崩壊状態となり、マイクロソフトにも大きな差をつけられた状態でした。

そこで、スティーブ・ジョブズは戻って来た時に、「窓割れ理論」を利用して、環境改善を行いました。

 

「割れ窓理論」または「破れ窓理論」とは、「窓ガラスを破れたままにしていると、環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる」という意味です。(デジタル大辞泉より)

 

この窓割れ理論を用いて、取り組んだことが「整理整頓」でした。

整理整頓は当たり前のことのように感じますが、意外に取り組まれていないことが多いではないのでしょうか。当時のアップルでも、机の上が煩雑であり、作られた製品もバグが多いものとなっていました。

アップルでは、机の整理整頓から、喫煙の禁止、社内ルールの明確化など、ソフトの面での改善を行い、業績を大きく改善できたのです。


4:制服の色分けによって、残業時間を大幅削減

残業時間削減 職場環境改善事例

日勤者(赤)が夜勤(緑)3人に引き継ぎを行っている様子
【参照】https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/806762/

長時間労働は多くの業界で問題となりますが、特に医療機関では大きな問題となっています。そんな医療機関であっても、残業時間を半減した方法を紹介します。

熊本地域医療センターでは、多くの医療機関と同じく看護師の負担が多く、一人当たり110時間の残業が生じていました。そこで、看護師の日勤と夜勤の制服を色分けしました。

この色分けにより、夜勤明けの人が翌日の朝に明確となり、朝に新しい仕事を振られ、残業をすること自体が少なくなりました。同様のことが、日勤の人でも言えて、夜に仕事が振られにくくなることで、残業が減りました。勤務時間の違いに応じて、服の色を変えることで、勤務終了時間の近い人が明確になり、残業が振られにくくなることで、自然と就業時間に帰れるように変化しました。

この色分けにより、110時間あった勤務時間は翌年度には半減し、その翌年には、約二十時間で元の1/5まで減少し、離職率も1割以下に半減しました。

勤務時間を、制服によって見える化するだけでも、大きな変化をつけることができるのです。


5:オフィスグリーンで植物の管理とともに働き方の管理も

オフィスグリーン 職場環境改善事例

職場に観葉植物を取り入れることで、働き方をよりよくしている企業があります。その企業は、2017ホワイト企業アワードも受賞した株式会社シナジーです。人材派遣業も行うシナジーでは、人材育成の面において植物の面倒を見ることができるのかどうかが意外な評価のポイントとなっています。

植物の個性を理解して、適切なアプローチを取れるかは、人材育成の面にもつながります。そのため、観葉植物の育ち方には、人柄が顕著に現れ、仕事への向き合い方が出てくるといえます。

観葉植物は、オフィスをおしゃれにするだけでなく、働く人の環境や仕事への向き合い方を表す指標にもなりうるものなのです。


職場環境の改善方法は今回紹介したもの以外にも多岐にわたります。そのため、改善によって発生する効果を見極めることが重要です。

必要な効果を狙って、適切な職場改善を実施してみましょう。


【ライター】
田中 大貴
株式会社 Urth 最高執行責任者

大学では、建築学を専門としながら、2018年4月からは早稲田大学で「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を受講。 その後、文科省edgeNextプログラムの一つである、早稲田大学GapFundProjectにおいて2019年度の最高評価および支援を受け、起業。 早稲田大学建築学科では、株式会社エコロジー計画とともに、コンサートホール、宿泊所の設計、建設に取り組んだ。現在は、「〇×建築」をテーマにwebサービスの開発、営業から、建築の設計及び建設物の運営に関するコンサルタントまで幅広い事業を行う。


【監修】
野田 拓志
株式会社 ビジネスバンクグループ
経営の12分野ガイド
早稲田大学非常勤講師

大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を行う。

 

 


 

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