こんにちは!野田(のだ)です!

あなたは「新規事業」と聞いて、
どんなイメージを持ちますか?

◯ ワクワクする
◯ 会社の新しいエンジンになる期待感
◯ なかなか実施するのは難しい などなど

様々なイメージがあると思います。

私も気がつけば、
新規事業の立ち上げ経験が6つ。

数をこなしていくと、
1つの経験ではわからない、
様々なことが見えてきます。

結論からお伝えすると、新規事業は

「華やかに見えるものの、
 現実は“地味なものの積み重ね”」

だと感じています。

今回は、
新規事業を立ち上げる際のポイントを、

メルカリで新規事業を担当されている
原田大作氏のお話を踏まえながら
ご紹介します!

1. 仮説検証がファースト

新規事業は
闇雲に行なうものではありません。

「“こんなお客さん”に
 “こんな商品”を届けたら、
 世の中がもっと良くなるよね!

 結果として、ウチの会社にも
 これくらい売上と利益が残るよね!」

という【仮説】を世の中で
【検証】していくためのものです。

メルカリの100%子会社で
新規事業開発に特化した
株式会社ソウゾウの元代表
原田氏も、こんな言葉を残しています。

【原田氏の言葉】・・・・・・・・・・・

「仮説検証が済んだのであれば、
 ローンチしてから1ヶ月でも、
 新規事業をクローズしてしまいます。

 “teacha”という事業を
 スタートしてみたところ、

 エリアごとのコミュニティ形成が必要で
 ものすごく時間がかかることが
 分かった。

 結果として、1ヶ月で
 サービスの提供を終了しました。※」

 ※2019/11/18イベントでの発言を
  筆者まとめ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当初、思い描いていた仮説と
大幅に異なる結果や見解が得られた場合、

事業内容を大幅に変更したり、
事業そのものの終了を決める。

そんな実験的要素が
新規事業にはあります。

2. 新規事業の判断軸でも
  ミッションやバリューは大事

新規事業の開始時には、
何もルールが決まっていません。

そのままでは、方針や判断が
ブレてしまいます。

だからこそ、判断の“軸”となる
ミッションやバリューを
しっかりと定めておくことが重要です。

そもそも新規事業とは
「次世代の事業成長の可能性を探る」
位置づけにあるもの。

会社の“存在意義”である
ミッションと、かけ離れてしまうのは、
ナンセンスです。

ソウゾウ社も
メルカリ本体のバリューである
「ONE FOR ALL」を意識しています。

「子会社1社が良くなる」
という視点ではなく、

「メルカリグループ全体が
 より良くなること」を考えて

判断や方針を決めていました。

0→1を生み出す新規事業は、
実は「地味な作業」の積み重ね。

日々の仕事で意識していることが
そのまま使われています。

新規事業をつくっていく際の
ヒントになれば幸いです!

ライター:野田拓志


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