あなたは学生時代、
どんなアルバイトをしていましたか?

僕は講師を行っているプレジデントアカデミーで仕事をする前の、
学生時代は個別指導塾で
講師のアルバイトをしていました。

同じ教室に、
それはそれは“デキる”
女性の先輩がいたのです。

外資系の有名企業でバリバリ働いたあと、

自身のキャリアのために
再び大学に入学した方。

後にも先にも、あれほどデキる方には、
数えるほどしか出会っていません。

ある日、僕はその人に
聞いてみたのです。

「◯◯さんって、
 どんな人が好みなんですか?」

さて、どんな答えが
返ってきたと思いますか?

それは・・・。

今回は
「デキる先輩の意外な答え」から、

「人の性格を見抜くコツ」に
迫っていきます!

1. 性格を見抜く”ヒント”が見える!好みのタイプは◯◯ができる人

“デキる”あの人は、
どんなタイプが好みなのか?

気になりますよね。

その答えは

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

「“いただきます”と
 “ごちそうさま”ができる人。」

「え、なんで?」

そう思ったあなた。
僕も全く同じ反応をしました 笑。 

しかし、理由を聞いてみると、
これが、とても深い。

誰が見ていなくとも、
“いただきます”ができるということは…

 ◯愛情をいっぱいに受けて
  育てられた可能性が高い。

 ◯さまざまな物事に感謝できる
  可能性が高い。

 ◯「食べること」を
  大事にする人である可能性が高い。
 (先輩女史も「食べる」ことが大好き)

最初は「???」と思いましたが、
理由を聞いて、
大いに納得してしまいました。

そして、そのときから
10年ほどが経ちますが、

今になってみると、ますます、
この見立ての“的確さ”がわかります。

先輩女史は、自らの様々な経験から、
「理想の人に共通の見極めポイント」を
特定していたのですね。

そして、この話は、ビジネスでは
採用のハナシへと直結します。

突然ですが、質問です。

あなたの会社に
「採用要件」はありますか?


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2.「採るべきタイプ」を定義して、性格を見抜く基準をつくる

「どんな人を採用したいのか」

「その人は、
 どんな特徴・能力を持っているか」

「それは、
 どのような方法で見極められるのか」

これらを総合したものを
採用要件と呼びます。

先ほどの先輩女史で言えば
「いただきますができる人」
というような項目のことですね。

「この条件に当てはまれば、
 もっと詳しく検討する」

「この条件から外れるのであれば、
 検討から除外する」

こういった項目を、予め決めておくと、
いわば「共通の基準」に基づいて
「見極め」を行うことができます。

この方法の一番のメリットは
採用の「ブレ」や「ハズシ」が
少なくなること。

ただし、実際にこれをつくりこむのは、
なかなかに大変な作業です・・・。

皆さんの会社で設定する際には、
まずは「次の2つ」をまとめるところから、
はじめてみてください!

<採用要件づくりの第一歩>・・・・・・

【1】今まで活躍した社員に
        共通する特徴は?

【2】残念ながら活躍しなかった社員に
        共通する特徴は?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あと、今回はもう一つ、
採用にまつわるポイントをご紹介!

あなたは「人を見極める」とき、
相手の「どこ」に注目していますか。

3. 性格を見抜くヒントがそこにはある!人を見極める5つの“ちょい”ポイント

「人の見極め」は、本当に難しいもの。
様々なポイントがあると思います。

そんな中でも今回は、“ちょっとした”
見極めポイントの例を5つご紹介します!

ぜひ、日々の「人の見極め」で、
活用してみてください^^

<見極め5つの“ちょい”ポイント>

【1】どんな持ち物を持っている?
【2】斜めの位置に座ってみる
【3】好きな映画は?
【4】NG要件を決める
【5】どんなレスポンスをするか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【1】どんな持ち物を持っている?

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相手の「持ち物」を注意深く観察すると、
様々な情報を得ることができます。

なぜか?

心理学の大家である
アルフレッド・アドラーも、
こんな言葉を残しています。

“ 人は、場面と状況によって

人格や性格を使い分けられるほど
器用な存在ではない ”

そう。

「対ヒト」と「対モノ」の振る舞いは、
多くの場合、一致するのです。

例えば、
相手の持っている「財布」を見てみる。

◯ 1つのモノを長く、キレイに使っている
 ・人と丁寧に接することができる
 (要領よく関係をつくることができる)
 ・会社には長く残ってくれそう
 ・その分、保守的な傾向がある

◯ 1つのモノを長く使っているが、
            ボロボロである
 ・人に対して、
  長く・良好な関係を築くことができる
 (属人的に手間暇をかけて、
        深い関係をつくる)
 ・会社には長く残ってくれそう
 ・コレと決めたものに
       一直線になりやすい
 ・柔軟な考え方・対応は苦手

など、「モノと、どう接しているか」にも
注目してみてください!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【2】斜めの位置に座ってみる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「営業マン」の見極めの場合には、
あえて、相手の「斜めの位置」に
座ってみたりします。

すると相手によって、反応が違う。

「デキる営業マン」の場合は、
ほぼ確実に、席を正して、
正面の席に座り直します。

「相手に合わせること」が、
信頼獲得・成約獲得に近づくことを
知っているのですね。

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【3】好きな映画は?

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ある飲食店では、
アルバイトの面接に来た求職者に、
「質問シート」を記入してもらいます。

ポイントは

「悪いんだけど、
 時間が無いから、5分で書いて」

など、急いで書かなければ
ならない状況をつくること。

こうすることで、
相手が考える暇がなくなり、
ホンネに近い部分が出やすくなるとか。

そして質問には必ず
「好きな映画は?」という項目があります。

ココに「ジブリ作品」を、
「理由」と共にしっかりと書いた人は、
高確率で良い働きをするとのこと。

「ホスピタリティ」や「思いやり」が
重視される業種では、
有効な質問かと思います。

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【4】NG要件を決める

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「どんなに優秀でも、
 この条件に当てはまったら1発アウト」

そんな「NG要件」を定めることも
人の見極めには有効です。

ココに関しては、
「過去に活躍しなかった社員」から、
その共通する特徴を考えてみましょう。

例えば、様々な会社の
NG要件の例はこちら。

<NG要件の例>・・・・・・・・・・・

◯AB型である
◯スーツが似合わない
◯履歴書に誤字脱字がある

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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【5】どんなレスポンスをするか?

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質問を投げかけた際の相手の
「答え方」にも、注目してみましょう。

私たちの会社では、
「返答が早すぎる人」は採用しません。

質問を投げかけた後、
間髪入れずに返答する人は、
あまり「考えて」いないのですね。

もともと「準備」していた答えを、
喋っているだけだったりします。

逆に、質問を一度、受け取って、
少し考え、それから回答する人の方が、
「思考力」がある場合が多いです。

***

「人の見極め」は切り口が増えるほどに、
精度が上がっていきます!

ぜひ、今回の切り口も、
参考にしてみてください!

ライター:黄塚 森


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