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【経営コラム】経営の新時代を覗く「書評:TikTok 最強のSNSは中国から生まれる」

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「経営者置いてけぼり注意!TikTokが世界最強のSNSとなる」

 

著者の
黄未来(こうみく)氏は
1989年中国・西安市に
生まれ、6歳で
来日しました。

南方商人である父方、
教育家系である母方より、
華僑的ビジネス及び
華僑的教育の哲学を
引き継ぎました。

早稲田大学
先進理工学部卒業後、
2012年に
総合商社に入社。

伝統的な日系企業で
国際貿易及び
投資管理に
6年半従事したのち、
2018年秋より
上海交通大学
MBAに留学中。

本書は、
日本と中国、
両方の
バックボーンがあり、
同時に
両国の様々な
SNSに触れてきた
著者が、
TikTokが
世界最強のSNSに
なり得る可能性を
考察した一冊です。

 

【新時代のSNS:TikTokのポイント】

1.TikTok
考え抜かれた設計

2.TikTok
優位性を確立する
技術力

=============

 

【1】TikTokの考え抜かれた設計

TikTokは
中国の
ByteDance社が
開発運営する
15秒から1分の
ショートムービーを
誰でも作成・
投稿できる
プラットフォームです。

TikTokは
今後の世界の
トレンドを
組み込んだ
設計をされており、
世界最強のSNSに
なる可能性が
高いと
言われています。

特に次の2つの
トレンドを
意識しています。

=================

①「テキスト・画像から動画」
への長期トレンド

②「検索からレコメンド」
への長期トレンド

=================

 

①「テキスト・画像から動画」

今まで、
テキストが
動画に勝っている
点として、
「ポータビリティ
(持ち運びやすさ)」
「時間のコントロール権
(自分のペースで読める)」
などが
挙げられていました。

しかし、
スマホの普及や
倍速機能、
編集での間切り
によって動画は
テキストと
同程度の
「ポータビリティ」
「時間のコントロール権」
を持ちつつあります。

この兆候が
顕著なのは
中国です。

中国のZ世代
(2000年
(もしくは
1990年代後半)
から2010年に
生まれた世代)
は勉強をする際、
参考書ではなく
動画を検索して
情報収集をします。

通販サイトでは、
商品レビューも
動画で投稿
されており
中国の人々は
動画中心の生活
を送っています。

また、
「5G(第5世代通信)」
の実用化によって、
動画コンテンツが
社会の隅々まで
浸透する時代が
やってきます。

「4G(第4世代通信)」
がインフラとして
普及したことで、
Instagramを
始めとする
画像サービスが
爆発的に流行しました。

同様に、
今後あらゆる
ジャンル、タイプの
コンテンツで
動画が普及
していくのは
自然な流れだと
言えます。

 

②「検索からレコメンド」

TikTokの
最大の特徴は
「自分で動画を
探さなくて良い」
ことです。

ByteDance社の
圧倒的な
機械学習技術が、
ユーザーごとに
最適化された
動画を
レコメンド
してくれます。

TikTokを
使えば使うほど、
その精度は
高くなり
ユーザーは
レコメンド動画に
長時間を
費やしてしまいます。

加えて、
TikTokは
「画面をスワイプ
すると次の
動画に移行、
動画終了後は
自動リピート」
という、
ユーザーに
動画を次々に
見せる仕組みが
なされています。

動画メディアにとって
「ユーザーが連続して
視聴してくれるか
どうか」は
非常に重要な
指標であり、
この連続性は
強力に設計
されています。

YouTubeは
動画の最中に
関連性のない
CMが挟み込まれる
ことがあり、
この中断は
ユーザーの連続性を
損なってしまう
仕様です。

それに対して、
TikTokの場合、
CMさえも
コンテンツに
溶け込んでおり、
視聴体験が
壊される感覚が
殆どないのです。

TikTokの
強みである
レコメンド機能自体は
全く新しいものでは
ありません。

Youtubeや
多くのプラットフォーム
でも実装されている
機能です。
TikTokにも
検索機能は
あります。

しかし、
「検索」ではなく
「レコメンド」機能を
中心に据えると
振り切った
SNSはTikTokが
初めてです。

今まで
ユーザーが
情報を探す際、
まずは「検索」
という行動が
必要でした。

しかし、
TikTokは
その「検索」を
必要とせず、
すぐにサービスを
使用できる
環境です。

TikTokが
巻き起こしているのは、
その「検索」が
「レコメンド」に
取って代わられる
大きな潮流の
変化なのです。

 


 

【2】TikTokの優位性を確立する技術力

しかし、
どれだけ優れた
アイデアで
あっても
賞味期限があり、
競合から模倣
されるのが
ビジネスの世界。

Instagramが
ストーリーズ機能を
実装し、
Snapchatが
下火となったのが
わかりやすい
一例です。

このような
状況下でも
TikTokが
優位性を
確立できているのは、
強さの核が
「アイデア」
ではなく、
磨き込まれた
「技術力」
にあるからです。

ByteDance社は
TikTokローンチ
以前の2012年から
ニュースアプリ
「Toutiao」
において
機械学習の
最適化に舵を
切っていました。

「Toutiao」は
自社コンテンツを
作成せず、
他者が作成した
コンテンツを
適切なユーザーに
届ける、完全な
レコメンド型の
サービスです。

ニュースアプリ
開発で磨かれた、
レコメンド技術が
TikTokの
仕様に
つながっているのです。

TikTokの
レコメンドシステムは、
「フォロワー数に
限らず、優良な
コンテンツを
評価し、適切な
ユーザーに届ける」
という理念のもと
設計されています。

そのため
駆け出しの
クリエイターで
あっても、
平等に一定量の
初期アクセスが
付与されます。

そこから、
コンテンツの
いいね数、
シェア数、
視聴完了率、
コメント率などを
評価し、
高評価であれば、
更に大きな
アクセスを
付与するといった
仕組みです。

クリエイターは
一定評価されると、
更にコンテンツを
作ろうと
取り組みます。

そのおかげで、
TikTokには
多種多様な
コンテンツが揃い、
ユーザーにとっても
魅力的な場と
なっています。

ユーザーが
飽きずに
アクセスし、
その数が増えれば
増えるほど
クリエイターも
評価されやすく
なるのです。

この仕組みは、
フォロワー数
絶対主義のSNS
(Twitter、
Instagram、
YouTube)とは
一線を画しています。

***

TikTokが
世界最強のSNSと
なる日は
そう遠くは
ないでしょう。

 

黄 未来『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』、ダイヤモンド社。

 

【ライター】

下境田 直也

株式会社 Urth 代表取締役
早稲田大学商学部4年

大学では商学を専攻。
2019年には、文部科学省が運営するアントレプレナー育成事業の一環であるGapFundProjectにおいて最高評価および支援を受け、起業。
現在は、フリーランス活動を支援する事業を軸に会社活動を行っている。

 

【監修】

野田 拓志

株式会社 ビジネスバンクグループ
経営の12分野ガイド
早稲田大学非常勤講師

大学時代、開発経済・国際金融を専門とし、 その後「ビジネス×途上国支援」を行う力をつけるために一橋大学大学院商学研修科経営学修士コース(HMBA)へ進学。 大学院時代に、ライフネット生命の岩瀬氏や元LINEの森川氏に対して経営戦略の提言を行い、そのアイデアが実際に事業に採用される。 現在は、「社長の学校」プレジデントアカデミーの事業部長として、 各地域の経営者の支援やコンサルティングを行う。2017年4月からは早稲田大学で非常勤講師として「ビジネス・アイデア・デザイン(BID)」を行う。

 

 


 

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