小さな会社でも業界でキラリと光らせる“ブランドの専門家”村尾隆介

 

ベストセラーになった
『安売りしない会社はどこで努力をしているか?』
など、様々な「ブランディング」に関する書籍を出版する村尾隆介氏。

 

雑誌『致知』、新聞の『朝日新聞』などインタビューも受け、

今では山形県朝日町でブランド化推進プロデューサーとして活躍しています。

 

「小さな会社でも業界でキラリと輝く存在なるには?」

「常にリピーターが絶えないサービスや商品を生み出すには?」

 

今回は村尾隆介氏のセミナー
『コストをかけずに明日から取り組める 5つのブランド戦略』
から、3つのブランディング戦略をご紹介します。

 

 

ブランディング戦略その①:人の心は「スローガン」で動く

 

ブランドつくりには、まず「土台」が非常に大切だと言われています。

では、その「土台」とはどのようなものなのでしょうか?

 

それは、

・Mission(ミッション)

・Vision(ビジョン)

と言われるものです。

 

しかし、このようなものはなかなか明文化しようとしても、

時間もかかり、作成するのは難しいと感じる方も多いでしょう。

 

そこで村尾隆介氏は、“あるもの”をつくることを推薦しています。

それが、タイトルにもある「スローガン」というものです。

 

実際に村尾隆介氏の会社であるスターブランド社は毎年「スローガン」を掲げ、

メンバーの共通の「想い」や「方向性」を表現しています。

 

 

そして、村尾隆介氏の場合は「セミナー」という単位にもスローガンをつくっています。

それが以下の写真です。

 

村尾隆介セミナー

 

「WEAR SOMETHING BRIGHTER」。

 

 

これをセミナーを開催する際には毎回「スローガン」として掲げ、

村尾氏のセミナーは更に全国中に知られることになりました。

 

 

でも、ブランディングの第一歩と言われる「スローガンづくり」といっても、

なかなかコツが分からない、、、

 

そんな声に応え、村尾隆介氏は2つの「スローガンづくり」のコツを伝えていました。

それが、以下の2つのポイントです。

 

1) そのスローガンは、早口で3回連続言えるか?

2) そのスローガンは、「ラップ調」でスムーズに言えるか?

(ラップ調で言えると“語呂”が良い)

 

単純な気がするかもしれませんが、 この2つのポイントは、

ブランディングの専門家、 村尾隆介氏が毎回

コンサルティングで伝えている内容なのです。

 

ぜひ、「スローガン」を作成しようと思っている方は、 参考にしてみてください。

 

 

 

ブランディング戦略その②:誰にでもできる「プチブランディング」

 

「 “ブランディング ” っていうものは、  時間がかかって難しいのでは、、、」

そう感じている人が多いのではないでしょうか?

 

もちろん、「ブランド」というものは、 日々の積み重ねで、

一朝一夕でつくられるものではありません。

 

ただ、村尾隆介氏はある誰にでもできる「ブランディング戦略」を伝えています。

 

それは、「プチブランディング戦略」というものです。

 

通常のブランディングは長い月日をかけて実施していくものですが、

この「プチブランディング戦略」は少し違います。

 

「長期間」の中で行うものではなく、 絞り込んだ

「期間限定」のブランディングなのです。

 

この「期間限定」のブランディングを行うことで、

メディアやニュースに取り上げられやすくなり、

企業やサービスの知名度を上げることがより簡単に行えます。

 

では、「プリブランディング戦略」のポイントをここでお伝えしておきましょう。

 

1) 「〜専門の」「〜向けの」など、絞ったコンセプトにする

2) 期間限定の「キャンペーン」でも「プチブランディング」になり得る

3) クスっと笑える「ユーモア性」を入れる

4) ユーモア性の中にも「社会貢献性(困り事の解消)」が入る

5) “皆の”ブランドではなく、“一部の人の”ブランドを意識する

 

これは絞り過ぎかも、、、

これは細か過ぎでは、、、

このようなアイデアほど、 一気に知名度を上げる

「プチブランディング」に繋がるものです。

 

ぜひ、「期間限定で何かプチブランディングになり得るものはないか?」

とアイデアを出し、実践に移してみましょう!

 

 

ブランディング戦略③:強力な効果を発揮する「ストーリー」の魅力

 

 

「この会社の製品は好きなんだけどなぁ、、、」

 

皆さんに、このように感じる会社やサービスなどはないでしょうか?

 

そういう会社や商品には、 きっと「ストーリー」が潜んでいるでしょう。

 

最後にお伝えするのは、 ブランディング戦略の中でも特に強力な

「ストーリーブランディング」です。

 

皆さんも、様々なメディアや雑誌も見ていく中で、

「このサービスにこんなストーリーがあったんだ!!」

と感じたことはないでしょうか?

 

 

お店でもよくみかける 「〜県の佐藤さんがつくった〜という野菜。」というフレーズ。

 

 

ただ単に売られている野菜より、 生産者の写真やその野菜に込められた“こだわり”などが
記載されている野菜は、ちょっと高くても買いたくなるものです。

 

 

これらの手法は、 私たちでも簡単に、取り入れることができます。

それはどのようなものか?

 

キーワードは、 「名前」です。

 

あなたの「社名」には、どのようなストーリーがあるのでしょうか?

 

社内でなくてもいい、あなたの「サービス名」には、

どのようなストーリーがあるでしょうか?

 

 

この「ストーリー」を社名やサービス名、商品名などに付けると、

一気に消費者との距離感が縮められ、大きなブランディング効果が期待できると言われています。

 

村尾隆介氏はこのように言っています。

 

「私たち小さな会社が、ただの安い商品をつくったところで、 大企業には負けます。

 私たちは、“価格”ではなく、“価値”で選ばれること。

 そして、ストーリーを通して、私達自身のことを深く知ってもらう必要があるのです。」

 

 

 

会社やサービスのストーリーを知っていると、

他の競合と比較されたとき、選んでもらいやすいとも村尾隆介氏は言っています。

 

 

このストーリー自体は、200文字から300文字くらいの短いものでもいいのです。

ぜひ、「私達の社名やサービスに、ストーリーをつけることはできないか?」

とアイデアを出し、この「ストーリーブランディング」という強力な手法を取り入れてみてください。

 

 

まとめ

 

村尾隆介氏のブランディング戦略はいかがでしたでしょうか?

今回はほんの一部しかご紹介できませんでしたが、

上記のメソッドは「ブランディング」の第一人者、

村尾隆介氏が実際にコンサルティングの中でも
必ずと言っていいほどクライアントに伝えている内容だそうです。

 

これから皆さんの商品やサービスに、 「ブランディング」という要素を加えたら、

どのような成果が生まれるでしょうか?

 

きっとあなたのビジネスに、 この「ブランディング」という

メソッドは、 役に立つものになるでしょう。

 

村尾隆介 先生、ありがとうございました。

 

村尾隆介