選ばれるリーダーが満たすべき3つの条件
人生は「選ばれる」ことの連続です。
私たちは受験や資格試験、恋愛や結婚、人生のどの局面でも「選ばれる」という経験をします。
それはビジネスにおいても欠かすことはできません。
今回のセミナー講師を勤めていただいた山元 賢治 氏は、
2004年にスティーブ・ジョブズに指名され、
アップル・ジャパンの代表取締役社長に就任しました。
新卒で入社したIBMから、アップル・ジャパンの最高責任者になるまでに、
無数の「選ばれる」経験をされてきました。
今回、その山元氏に、
リーダーとして「選ばれる」ための秘訣をご教授いただきました。
本レポートでは、山元氏のお話の中から特にこれからの時代を担うリーダーが
大切にすべき3つの条件をご紹介致します。
選ばれ続けるリーダーの条件①:変化に敏感であれ
The only constant is change.
「この地球上でたった一つの真実は、変わり続けるということだけ」
この言葉は山元氏の座右の銘です。
世の中のものはすべて、変化し続けています。
この瞬間にも競合他社が新しい商品を開発しています。
世間のトレンドも刻一刻と変化します。
状況が変化する中で私たちも変化が必要なのです。
さもなければ世間からおいて行かれます。
そして、変化を知るためには情報収集が欠かせません。
業界の動向、競合他社の動向の情報ももちろんですが、
人間も日々変わるもの。
部下の変化にも注意を向けましょう。
心身の不調、その兆しを見逃していると、後でおおごとになることがあります。
また、怒りや不満も同様に放っておくと大きくなってしまいます。
選ばれ続けるリーダーの条件②:誰よりも勉強する
リーダーは偉くなればなるほど勉強する。
年を取るほど勉強しなければならないというのは、世界のビジネスマンの常識です。
それは、なぜでしょうか?
意思決定をするためです。
意思決定をするためには情報が必要です。
世界は絶えず変化しています。
昔の知識で判断して間違うことを防ぐためにも
リーダーは自分の中の情報を更新しなければなりません。
そして、リーダーとして必要な知識は多岐にわたります。
人間心理、集団心理の知識も必要です。
また、机に向かって本や雑誌を読むだけではなく、
様々な機会を勉強の場とすることが大切です。
例えば、人と話しているときの一言から学ぶこともできます。
また、街に出て流行のデザインやモノ、色を知ることもできます。
リーダーだから、誰よりも勉強するのです。
選ばれ続けるリーダーの条件③:「Why」を7回繰り返す
リーダーのなかでも本当のリーダーとして最も大切なこと、
それは自分がどうなりたいかという「to be」の観点です。
「to be」に近づくためには、「なぜ」を考え、
本質的な原因を明らかにすることが大切です。
失敗した時も成功した時も、「Why」を突き詰めることで、
同じ失敗は繰り返さず、成功は継続することができます。
「なぜ自分の会社が選ばれなかったのか?」
「なぜA社は選ばれたのか?」
「なぜ事前に別のプランが用意できなかったのか?」
…
最低7回は「Why」を繰り返して問題を考える事が大切であると言います。
まとめ
リーダーだから、変化に目を配る。
リーダーだから、日々の勉強を習慣化する。
リーダーだから、どうなりたいのか明確にし、物事の本質を見抜き、成すべき未来へと舵を取る。
今回のセミナーで得られた知識を生かし、
「選ばれる」リーダーとなる理由を日々つくりましょう!