今回は、株式会社アルプス技研 創業者 最高顧問の

松井 利夫 氏にお越し頂きました!

 

松井氏の代表書籍「逆境こそが経営者を強くする」を元に、

実際の体験談も交えながらお話を頂きましたが、

『社長の本質』を学ぶ、とても濃い内容のセミナーとなりました。

 

 

 

本質を追求する経営の視点とは?

 

 

本セミナーで松井氏は、次の言葉を何度も繰り返していました。

 

 

「経営戦略や資本は大切である。

 しかし、それ以外にもっと大切なものがある。

 それは、起業家精神(ベンチャースピリット・ハングリー精神)である」

 

 

どんなに成功した経営者でも、苦労したことがない人はいない。

 

苦労したという尺度は存在しないから分からないが、

「起業家精神」をもって努力することが大切であるのです。

 

「事を成すのは情熱であって理屈ではない」という考えのもと、

経営者の経営にかける正しい情熱と執念をもつことが、

経営の本質』だと語ります。

 

 

 

 

 

ウエルカムトラブルとは?

 

 

45年前、起業してから暫くは、

失敗と屈辱の連続で、貧困と屈辱のスタートだったそうです。

 

「劣等感のかたまりの経営者」であったと、

自称する松井氏は、ご自身の経験から

 

 『経営者は自惚れること無く、失敗から学ぶ。

  そして自分で乗り越えたハードルの分だけ成長する。』

 

ということを学んだのだそうです。

 

 

危機感と企業家精神を持ち、トラブルをしっかり受け止めることが大切、

そして、経営者は【絶対に】トラブルから逃げてはいけない。

 

ピンチはチャンスと考えることが『基本』である。

これがウエルカムトラブルとう考え方の原点なのでしょう。

 

 

 

 

 

社長の覚悟

 

 

松井氏はかつて、あるファンド会社の方に

「あなたの会社を買いたいのですが」と、話を持ちかけられたそうです。

 

その際、松井氏はこう質問をしました。

 

「あなたは会社から家への帰路で、中間地点にいる時、

 会社と自宅が同時に火事になったとしたら、どちらに先にいきますか?」

 

ファンド会社の方々は黙ってしまったそうです。

 

そこで、松井氏はこう言いました。

 

 

「私は絶対に会社にいく。それは、命がけだから。

 そうでなければ、命がけだという言葉を使うこと自体が間違っている。

 

 それくらいの覚悟があってこそ、事業は成功する。

 私は会社に帰るという決意で、この会社を経営しているのだから!!

 絶対に、あなたにこの会社の社長が務まるわけがない!!!」

 

 

 

 

それが、社長の覚悟

 

 

 

 

それくらいの覚悟があってこそ、事業は成功するのです。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

経営者の資質と器は、起業家精神をもつこと、

そしてウエルカムトラブル精神をもつことが大切だと学びました。

 

松井氏の乗り越えてきた壮絶な逆境から『社長の覚悟』を学び、

経営者としての本質を追求していきましょう。

 

そして、どんな時代のどんな逆境が到来しても、

それを乗り越えていきましょう!