今回のトピックセミナーでは、湘南ストーリーブランディング研究所の
川上徹也氏にお越しいただきました。
川上氏は
『「言葉」と「物語」のチカラで、ビジネスを変える』
を信条に、コピーライター&ビジネス書作家としてご活躍されています。
今回はその川上氏に【ストーリーの持つ力】そして、【ストーリーのつくり方】
についてお話して頂きました。
物が溢れ、商品・サービスなどでの差別化が難しい現在の日本で、
どのようにすればお客さまから選ばれるのか。
その課題を解決するきっかけになる90分を
レポートとしてお伝えします!
ビジネスにおけるストーリーとは?
ストーリーといえば、「物語」や「小説」を連想します。
子供の頃から絵本を読み、大人になれば小説を読む。
私たち人類は物語が大好きなのです。
「人は物語に心を動かされる」という事実は、ビジネスでも同じ。
では、ビジネスにおけるストーリーとはどういったことでしょうか。
川上氏は
『フィクションでない、「会社」「お店」「商品」「個人」に
まつわるエピソードやビジョン』
このように定義しています。
ビジネスにストーリーを使うことで、お客さまをの感情を動かし、
選ばれるようになるのです。
ではストーリーを使って、どのように商品・サービスを
表現していけばよいのでしょうか?
「厳選した〇〇」「伝統の〇〇」これらは『エアーコピー』!?
「産地を厳選したこだわりの大豆を使用」
「50年の歴史と伝統をもつ街の洋菓子屋さん」
このようなコピーを、
皆さまも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
川上氏いわく、このような
「厳選した…」
「伝統の…」
というコピーは【エアーコピー】だといいます。
ありふれた言葉だけでは、
人の心を動かすことは難しく、
何も言っていないのと同じなのだそうです。
「どのようにこだわったのか」というストーリーがあって、
初めて人の心を動かすのです。
川上氏は人の心を動かすストーリーづくりコツとして
【ストーリーの黄金律】と【3本の矢】というものを提唱しています。
【ストーリーの黄金律】と【3本の矢】
川上氏が提唱する【ストーリーの黄金律】とは、
下記で構成される「人類共通の感動のツボ」のことです。
この黄金律に沿ったストーリーを描くことで、
誰でも人の心を動かすことができるのです。
さらに、この黄金律を皆さまのビジネスに落としこむために、
川上氏は【3本の矢】という考え方を提唱しています。
こちらに沿って、自社のストーリーを具体的に考えてみると、
不思議なことに共感を生むストーリーが出来上がるのです。
まとめ
講師紹介

湘南ストーリーブランディング研究所 代表
大阪大学人間科学部卒業後、広告代理店勤務を経てコピーライターとして独立。さまざま な企業の広告制作や物語づくりに関わる。東京コピーライターズクラブ新人賞、フジサン ケイグループ広告大賞制作者賞、広告電通賞、ACC賞など受賞歴多数。 2008年11月、『仕事はストーリーで動かそう』(クロスメディア・パブリッシング)を出 版。“ビジネスに物語(ストーリー)を導入することで仕事相手の感情を動かす”という内 容は、多くのビジネスパーソンから熱い共感と支持を得た。 現在は、「ストーリーブランディング」という独自の手法を使って、「小さな会社やお店 がどうすれば輝き『モテる会社』になれるか」を、個別のアドバイスや講演・執筆などを 通じて提供している。 著書『価格、品質、広告で勝負していたらお金がいくらあっても足りませんよ』(クロス メディア・パプリッシング)、『小さいけれどみんなが好きになる モテる会社』(あさ 出版)、『いいね!がお金に変わる魔法のマーケティング』(フォレスト出版)、『キ ャッチコピー力の基本』(日本実業出版社)など多数。
川上 徹也 氏 出版書籍
セミナー詳細
日程 | 2013年7月11日(木) |
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時間 |
*終了しました。 (受付開始 18:40〜) |
会場 |
赤坂駅 徒歩2分 |
定員 | 50名 |