今回は加来耕三先生をお迎えして

 

 

「経営者は歴史から何を学ぶべきなのか?」

 

 

という核心に迫って頂きました。

 

 

 

歴史を今に活かす

 

現在直面している問題を解決する為に、過去をつかう。」

 

 

そんな一言から加来先生のセミナーは始まりました。

 

 

歴史を今に活かすには何が大切なのでしょうか?

 

 

歴史小説やドラマ、学生の頃の教科書・・・・

 

私たちと歴史の関わりは、意外にたくさんあります。

 

私たちは、その中で歴史上の人物の人生に触れ、影響を受けます。

 

 

英雄の共通点 

 

加来先生が歴史上の人物について興味深い質問を投げかけました。

 

 

「日本の歴史上の英雄には、必ず共通点があります。それは何でしょう?」

 

 

皆さんは、その答えは、なんだと思いますか??

 

 

 

それは・・・・

 

 

「人生の一点で、変貌を遂げているひと。」

 

 

私たちはドラマや小説で歴史上の人物について読み、その全貌がわかった気になります。

 

しかし、必ず歴史上の英雄たちには空白の時間が存在しているようです。

 

私たちが日々触れている情報が全て事実だという確証はないと

 

加来先生はおっしゃいました。

 

 

歴史の事例から学ぶこと

1.一度立ちどまって、考える。

情報が錯綜する世の中

 

 

私たちは、常に膨大な量の情報に囲まれています。

 

テレビ・新聞・インターネット・・・

 

 

情報へのアクセスは、非常に容易なものになりました。

 

しかし、与えられるだけの情報社会は

 

考える能力の低下を促している事も否定できません。

 

 

加来先生は、一度立ち止まって、その事象を再度考えてみる。

 

その行為がどれだけ重要かということを伝えてくれました。

 

 

2. 奇跡や偶然など飛躍する論旨を排除する。

歴史を振り返っても、実は一発逆転で勝った戦いはなかったそうです。

 

歴史学の側面からみても、そのことは証明できるそう。

 

 

偶然の勝利や一発逆転の裏には、綿密な計画や準備があったそうです。

 

信長が勝利した理由は準備をしっかり行い、戦いに備え、臨んだというシンプルなものでした。

 

 

3.数字に厳しくなる。

 

どんな戦いでも数字としてのデータは非常に重要です。

 

 

数字は、をつきません。

 

 

臣下や馬の数・・・・

 

数字に対しての意識を高く持つことが、成功へのキーになるのです。

 

 

「事実は、点で見てはいけない。事実を、線で見なくてはいけない。」

 

 

歴史は常に繋がっています。

 

だからこそ点だけを見ず、線を意識して歴史を俯瞰する必要があります。

 

 

 

歴史は必ず繰り返す。

 

 

だから、線として捉えた歴史から学び

 

それを今に活かすことが大切なのですね。

 

 

加来先生、貴重なお話をありがとうございました!!