今回のプレミアムセミナーでは、

理念浸透とリーダーシップ開発を専門とする経営コンサルタント
小倉広氏にお越しいただきました。

 

部下にとっても上司にとってもメリットの大きい『任せる』ということ。
しかし、任せられない人が多いのはなぜでしょうか。

 

 

今回のセミナーでは、【任せるメリット】から【任せる技術】まで、

小倉氏に伝授して頂きました。

 

 

なぜ、任せられないのか?

 

小倉氏は主に3つの理由を挙げています。
それは

 

 1.自分でやった方が早い
 2.リスクが怖い
 3.どこまで任せていいかわからない

 

これら3つです。

特に経営者・起業家の方々には「自分でやった方が早い」という
理由がもっとも当てはまるようでした。

 

 

しかし、小倉氏は

 

実は自分でやったほうが遅い。
 短期的な視野ではなく、長期的な視野で見る必要がある。

 

と語ります。

 

 

上司が全責任を負うというのは勘違い?!

 

全責任を上司が負っている場合、
部下は失敗しても上司のせいにしてしまいます。

 

任せるべきなのは【作業】ではなく、【責任】なのです

 

「自由にやれ!」
「責任は俺がとる!」
これが世間一般のかっこいい上司像かもしれません。

 

しかし、すべての責任を上司が取る仕事は【作業】です。
小倉氏は責任は分担すべきだと考えておられます。

 

 

人は責任を取るたびに成長するので、部下にも責任を負わせるべきなのです。

ではどのように責任を負わせるべきなのでしょうか。

 

小倉氏は
責任を分担する
責任の大きさを考える

これら2つが大切だとおっしゃいました。

 

 

責任を分担するとは
上司が【最終責任】(最終的な成果に対する責任)を、
部下が【遂行責任】(決めたことを遂行する責任)を、
負うということです。

 

そして、「責任の大きさは自由の大きさに比例させるべき」と
おっしゃいました。

 

 

是非皆さまも上司と部下で責任を分担し、
自由と責任をセットで任せるようにしてみて下さい。

 

 

最後に

 

小倉氏が任せる上で最も気をつけていることがあるそうです。
それは部下との【信頼関係】です。

 

 

信頼している上司から仕事を頼まれたら、
嬉しいと感じるでしょう。

 

しかし、信頼していない上司から仕事を頼まれたら、
怒りを感じることすらあるかもしれません。

 

信頼関係が出来ていないと『任せる』ことすらできないのです。

 

 

まずは部下との信頼関係づくり。
そして、任せることでできた時間を【変革】に挑戦することに当て、

本物のリーダーを目指しましょう!

 

セミナー風景