<お客さんへの最高のリスペクト>

どこの国でもどんな商売でも、その本質に違いはないという嶋津良智氏。会社が売るのは商品そのものではなく、それを通して提案するお客さんへの価値です。なぜあなたの会社から買う必要があるのか、なぜその商品を買う必要があるのかを明確に示すことが、お客さんへの最高の敬意となると嶋津氏は続けます。小さな会社こそ、この独自性とも武器とも言い換えられるものが重要となります。

 

<魅力的な上司・大人でいるための3大禁句>

①忙しい

②時間がない

③疲れた

これを言ってしまうと、部下も同じことを理由に仕事を断るようになってしまいます。また両親がこんなことを言っている仕事に、どうして子供が希望や夢を見出せるでしょうか。胸を張って家族に自分のしていることを話せること、これこそがコンプライアンス徹底をチェックする1番の指針です。

 

上司の究極の仕事

「やっぱり自分がいないとダメだなあ」こんな組織では、社長は日々の仕事に追われ、長期的な視野で挑戦する時間がなくなってしまいます。自分の仕事を出来る限りなくし、自立した部下や組織をつくり出すこと、このために必要なことこそが社長が今すぐに取り組むべきことです。自分の手をなるべく空けて、新しい挑戦が出来る状態を目指しましょう!

 

<まとめ>

社長とはお客さんや株主や、部下とのコミュニケーション業であると述べる嶋津氏。サービスを考えるのも、戦略をつくるのも、社会問題を解決するのも、結局すべては人で決まる。社会を良くし、会社を良くし、人を良くする力を上司は持っているのです。

コミュニケーションを大切にする嶋津氏は、本講演中も笑いや会話、ミニゲームなど双方でのやり取りを大切にされ、会場を盛り上げて下さいました。