すべては一杯のコーヒーから丨プレジデントアカデミー プレミアムセミナー(東京開催) | 日本全国15,000人の社長が支持する経営改革プログラム|PRESIDENT ACADEMY
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PREMIUM SEMINAR プレミアムセミナー

すべては一杯のコーヒーから

松田 公太氏

すべては一杯のコーヒーから仕事は5年でやめなさい。チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人

松田 公太

参議院議員・タリーズコーヒージャパン創業者


日程: 2012年2月17日(金)
時間: ※ 終了しました。
会場: TEPIA 4F TEPIAホール

外苑前駅徒歩4分

定員: 200名
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タリーズコーヒージャパン創業者であり、現在参議院議員としてご活躍されている松田公太先生にお越し頂き、先生の処女作でベストセラー『すべては一杯のコーヒーから』と同テーマでご講演を頂きました。松田先生の今までの経験や起業時の体験から学んだことや、仕事、人生で大切なことをたっぷりとお話頂いた1時間半。このレポートでは起業家として成功するために重要だと感じたエッセンスをまとめてお伝えしていきます。 

     

 

 

日本とアメリカの「起業」の常識

 

このセミナーは松田先生の起業体験を語るにあたって、日本と海外(特にアメリカ)の起業の常識の違いについてよくお話されていました。アフリカとアメリカで幼少期の大半を過ごされた松田先生。アメリカに住んでいるときに感じた「起業」と日本で感じる「起業」には大きな違いがあったそうです。

 

例えばアメリカ人の友人の父親が世界的な大手企業に勤めていたのに、突然独立して不動産会社を設立したという出来事。当時、松田先生のまわりには、わざわざ安定した大企業を辞めて起業するような日本人は一人もいなかったため、とても衝撃的だったのに、まわりのアメリカ人は皆、賞賛をしていて驚いたと松田先生はお話されました。

 

また、ご自身が勤めた銀行を退行しタリーズコーヒーを始めたときに、銀行員時代の同僚がお店に来て、哀れみの目で見ていたのに対し、お店をオープンして間もなく頻繁に通ってくれることになったアメリカ人の弁護士から「あなたはリスクを背負ってご自身のビジネスに挑戦しているので、私はあなたのことを心から尊敬している」と言われ、こんなにも日本とアメリカでは起業に対する考え方が違うのかと痛感したそうです。

 

 

目的と目標を正しく理解する

  

 松田先生がご講演の中で何度も強調されてお話されていたこと、それが「目的」と「目標」を正しく理解する、ということでした。松田先生はご自身の人生のすべての面において目的と目標をわけて考え、設定することによって、何があってもぶれること無く、ご自身の生き方を貫いてこられました。

 

目的とは、見定めるものと書きます。それは光り輝いているものであり、一生をかけて、なんとか到達したいと思うものと松田先生は定義されました。一方、目標とは、見定める標と書きます。光り輝く目的に近づくために、小さな標を置いていくものです。

 

この目的と目標を松田先生は大学時代、銀行員時代、そしてタリーズコーヒーの経営において、すべて設定し、一つひとつ実現してこられました。

 

例えば、大学時代の目的は「大学の4年間で日本の社会のことをすべて学ぶ」。銀行員時代の目的は「一人でも多くの経営者に会い、成功している人に会う」ということでした。この目的を達成するために日々どんな行動をするのかを決めていったので、たとえ理不尽なことがあったとしても、その目的を達成するために最善の選択をしようと考えられるので、不必要に 不満をもったり、ストレスを感じたりすることもなく、やるべきことをやり続けることができたとお話されていました。

 

これは会社経営においても同じです。タリーズコーヒーの目的(経営理念)は「一杯のコーヒーを通じて、お客様、フェロー(従業員)、社会、そして株主に新しい価値を創造し、共に成長する」というものです。この目的を達成するために日々のオペレーションがあり、また、「1年間で100店舗新規出店をする」「企業の本社ビル内や病院内に店舗を出店する」といった目標が定まり、その達成に向かうことができたのです。

 

 

理念と利益は自転車の前輪と後輪

 

松田先生は理念の話をよくされるため、たまに「利益ではなく、理念を重視するべきなんですね」という感想を持たれることがあるそうです。しかし、その意見に対して松田先生は、「それは違う」とお話され、「理念と利益は自転車の前輪と後輪のようなものだ」と続けられました 。

 

会場の様子1

会場の様子2

 

理念とは、自転車の前輪にあたるもので、ビジョンや進む方向性を示すもの。目的や目標を掲げて舵を切っていくものです。一方、利益とは自転車の後輪にあたり、前に進むための原動力です。つまり、後輪で前に進み続けなければ(利益を生み出すことをしなければ)、いくら前輪の理念が素晴らしいものであっても、自転車は倒れてしまいます。光り輝く目的(理念)を実現するためには、利益もやはり大事なのだということを松田先生は強く訴えられました。

 

 

《感想》

 

 松田先生の生まれから、タリーズコーヒー成功までの流れや、そこで実践してきた起業成功の秘訣を、具体例を交えながらお話いただいた1時間半。満席の会場はとても盛り上がり、誰もが松田先生のお話を前のめりで聞いているという光景がとても 印象的でした。 起業家として大成功を収められ、現在は参議院議員として日本をよりよい国に導かれている松田先生のお話は、とても心に響くものがありました。今回の松田先生のお話を聞いて、タリーズコーヒーのような誰からも愛される会社をつくる起業家が増えればとても嬉しく思います。

 

松田先生、ありがとうございました。(龍見亮太)

 

松田 公太氏

松田 公太

参議院議員・タリーズコーヒージャパン創業者


1968年生まれ。5歳から17歳の大半をアフリカとアメリカで過ごす。1990年筑波大学国際関係学類卒業後、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。その後、1998年にタリーズコーヒージャパン株式会社を設立。約3年で株式を上場し、300店舗を超えるコーヒーチェーンに。2007年には世界経済会議(通称:ダボス会議)のYoungGlobal Leaderとして、選出される。開発途上国の飢餓解消に取り組むNPO「TABLE FOR TWO international」理事でもある。2010年参議院議員選挙にみんなの党より立候補、東京都選挙区にて当選。


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